家を新築する時、初めて火災保険のことを学んだ人は、当然ですが知識が少ないものです。
「火災」に、ご近所からのもらい火も含まれること。
「騒じょう・集団行動・労働争議」というデモなどによる暴力行為や、破壊行為による損害の項目があること。
「盗難」は、盗まれたものだけでなく、その際の建物や家財に生じた損害も含まれること。
あなたはご存知でしたでしょうか?
さらに、損害だけでなく、さまざまな費用も対象になります。
壊れた部分の片付け費用
自宅から出火して、ご近所へ迷惑を欠けた時のお詫びの費用
火事が原因で、やけどなどのケガをした時の費用
災害時の仮住まいや引っ越しなどにかかる費用
・・・などなど。
また、火災保険は地震や噴火を原因とする火災などを補償しません。なので、地震保険にも加入する必要があります。日本の場合、地震の心配がない地域はありませんからね。
生命保険に多くの種類があるのと同様に、火災保険にもたくさんの種類があります。小さな文字で書かれた約款は、気合を入れないと最後まで読めません。だから、必要に迫られるまで深く考えない(考えたくない)という人は、当然ながら存在します。
でもそれは、とてももったいないことなんですよ。
火災保険は、「月払い」より「30年一括払い」などの方がお得なのは誰もが分かることです。でも、一括だと保険料は数十万円になります。家づくりの予算配分に大きく影響しますね。
また、建物の耐火性能によって、保険料は驚くほど異なります。
さらに、必要な補償内容は、住む場所や家庭によっても異なります。
高台に新築する人は、高潮や洪水などの心配は少ないでしょう?デモや労働争議の場になりそうにもない住宅街に住むのなら、「騒じょう」に関する補償の必要性は低いでしょう?
でも、家づくりが始まったら、じっくりと勉強する時間はありません。そこで、チラシやホームページを見ながら、普段から気にかけることをお勧めします。今は、ネットで簡単に保険料の見積もりができるので、予算を組むときの目安にもなります。
場合によっては、数十万円も余計なお金を使わずにすみます。でも、金額だけにとらわれていると、必要な補償をつけないで後悔する羽目になることもあります。
自分たちを守ってくれる保険は、業者まかせにせず、しっかり勉強しておきたいですね。
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