「新築したい!」
と家づくりを始めた時、
人は今までの住まいでの経験をベースに考えがちです。
?「キッチンが狭くて苦労したから、広くて使いやすいキッチンにしたいな」
?「毎朝のトイレ戦争に疲れたから、トイレは絶対2つにしよう」
?「物干しスペースが少なくて困ったから、日当たりの良い場所に、たっぷり干せるようにしよう」
とか
もちろん、将来のことも想像します。
?「足腰が弱った時のために、1階に和室を設けよう」
?「バリアフリーにして、体に優しい住まいにしよう」
とか。
そして、よりよいプランになるよう試行錯誤して、「これがわが家のベストだ」
という状態にまで仕上げます。
確かに、その時点ではベストでしょう。
でも人の価値観は日々変わります。
?新居で暮らした中での変化、
?年齢による変化、
?体調による変化、
?世の中の動きによる変化・・・。
そのため、新築して数年でリフォームする人が多いのです。
?リフォームと言っても、増築のような大掛かりなものでなく、
?隣家の視線を感じにくくするためのリフォーム、
?強烈な日差しを防ぐためのリフォーム、
?子どもの成長で自転車が増えたため、自転車置き場の確保と雨よけ、
?新築したら欲しくなったウッドデッキを増設、
?庭を楽しむための芝生や花壇、畑づくり・・・
などとといったもの。
そのためには、ある程度まとまった資金が必要になりますよね。
ですから、最初に予算を組む時には、
?土地代
?建物代
?その他、建築や手続きに関わる費用
?引っ越し代
?外構代
?数年以内のリフォーム代
といった具合に、入居後までを見据えた計画を立ててみましょう。
地盤調査の結果、地盤改良に100万円必要になるかもしれません。
時代の流れに合わせて、太陽光発電・風力発電・井戸といったものが欲しくなるかもしれません。
今まで自転車で買い物に出掛けていたのに、スーパーまで遠くなったために、車を買い足す羽目になるかもしれません。
そうした時も、リフォーム用の資金を残しておけば、慌てることはありませんよね。
?「ガスからIHに変えたら、鍋が全部使えなくなった」
?「以前から使っていた家具を使い続けようと思ったけど、
?どうしても新居となじまないから、家具を買い換えたい」
という時にも安心です。
よく、「万が一の時のため、月収の半年分の貯蓄は確保しましょう」といわれます。
でも、それは生活費として必要なものです。
ローン返済が始まると、新たにリフォーム費用を貯蓄するのは大変です。
老後の資金や教育資金も貯めないといけませんからね。
ですから、最初の予算組みでは『入居して数年後のリフォーム費用』を、ぜひ確保してください。
そうすることで安心感が増し、入居後の生活を、より楽しめるようになると思いますよ。
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