(102)短絡的な考えの業者では失敗するかも

2,012年1月30日、国立社会保障・人口問題研究所は、「2,060年の人口が8,674万人まで減る」という『日本の将来推計人口』を公表しました。

テレビや新聞でも盛んに取り上げられたので、あなたもご存知かもしれません。

今と比べると、32.3%の人口が減る計算です。

また、平均寿命の予測は、男性が84.19歳。女性が90.93歳。

女性が生涯に出産する人数は、1.35人と予測しています。

人口を維持する目安は2.07人とされていますから、かなり厳しい状況のようです。

といっても、収入も増えず、増税ばかりの現在の日本では「産むのが怖い」と思うのも仕方がないかもしれませんね・・・。

今の流れで行くと、あなたが高齢者になる頃、日本は超高齢化社会になっているでしょう。

老人用の施設は入居待ちの人が大勢で、いつ空きが出るか分かりません。

また、少ない若者が大勢の年金を支えるので、おそらく年金額も減少します。

となると、家庭で老後を過ごす人が増えてくるように思います。

といっても、今日本でつくられている家の多くは、自宅で介護しにくい家かもしれません。

車イスで動く、介護者と並んで歩く、といったことができにくい家・・・。

ちなみに、ヨーロッパでは、個人の家も大切な福祉施設として捉えられ、国の政策にも活かされているようです。

ですが、日本の場合は個人任せ。

一方で、病院に長期入院するのは難しく、介護施設は常に予約でいっぱい。

ですから、前にお話ししたかもしれませんが、

「最初にイメージを膨らませた家づくり」も大切ですが、それと同じように「どんな土地を選ぶか」も大切なことだと思います。

現在の家は、建ぺい率いっぱいで建てられているものが多く、介護のためのリフォームをしたくてもできないことがあるようです。

建築基準法に抵触する場合がある・・・。

ですから、建ぺい率に余裕を持たせるために、ちょっと広い土地を選ぶか、最初から介護を想定した家づくりをするか。

「それなら広めの土地に住むために、郊外の土地を探そう」と、あなたは思うかもしれません。

老後、車の免許を返納した後でも買い物に支障はありませんか?

今は宅配も普及してきましたが、まだまだ不便な地域もあります。

相変わらず、与野党共に互いの攻撃で忙しい国会議員は、福祉のことはイマイチのような気がします。

それに、彼らに生活者の視点や経験が欠けているのは周知の事実。

ですから、私たち一人一人が、自分と家族のこれからをしっかり考えないといけないかなとよく思います。

あなたは、老後をどこで過ごすか考えていますか?

もし一生を自宅で過ごすのなら、介護しやすいだけでなく、老後の趣味を満喫できる、安全で快適な家をつくりたいものですね。

となると、断熱・段差・間取り・・・。

となると、あなた一人で考えるには限界がある時も発生するかもしれませんね。

知識と能力があり、あなたの思いをしっかり組み取ってくれる業者をじっくり選んで頂ければと思います。

短期的なものの考え方をする業者に依頼すると、不都合が出る場合もあるかもしれないですね。

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