(108)一緒に家を守ってくれるパートナーがいると、心強いものです。

あなたは、今までどんな訪問営業を受けたことがありますか?

私が対応したことがあるものと言えば、新聞・配置薬・布団・りんご・カニ・アイスクリーム・換気扇のフィルター・県外の業者のリフォーム提案・味噌・怪しげな募金・金やプラチナの買取り・・・。

あらためて書いてみると、こんなにあります。

賃貸から持ち家に住み替えた方なら実感しているでしょうが、一戸建てに住んでいると、屋根や壁のリフォーム、シロアリなどの床下対策、外構工事の提案・太陽光発電など、高額な営業が増えてきます。

言葉巧みに話されるので、その場で契約をして、後でトラブルになる方も多いんですよね。

そうならないために、時々チェックしてほしいものがあります。

それは、「国民生活センター」のホームページです。


http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html

こちらには、住まいに関するトラブルだけでも、

    あわてないで!震災に便乗した屋根修理サービス(2011年5月27日)
    注意!シルバー人材センターを名乗る庭木のせん定(2011年1月14日)
    狙われる認知症高齢者!リフォーム工事の訪問販売トラブル(2010年10月25日)
    設置義務化を悪用した火災警報器の強引な訪問販売!(2010年8月24日)
    石油給湯機に、勝手に点検業者のシールが張られていた!(2010年7月30日)
    強引な床下点検。「水漏れ」と言って、高額の現金を請求(2009年8月25日)
    「床下換気扇部品代の前払い」と手持ちの現金をだまし取られた(2009年6月26日)

など、数多くのトラブルが記載されています。


(http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/koureisya.html)

事例の詳細だけでなく、具体的なアドバイスも書かれていますから、自分の被害を防ぐ対応を学ぶことができます。住まい以外のことも、たくさん紹介されています。

床下や屋根は、自分ではよく分からない場所だけに不安も大きいものです。でも、どんな良い提案がなされても、その場で契約することだけはやめましょう。

正しい手順としては、

    施工業者に相談する。
    施工業者に相談できないなら、地元の信頼できる業者に相談する。
    複数の業者に現場を見てもらい、提案・見積を出してもらう。

という流れをオススメします。

施工業者は、あなたのご家族や家のことを知っています。家に対しての愛情もあるので、「家守り」の立場から、しっかりとした提案をしてくれることでしょう。

ただ、打ち合わせから引渡しまでの過程でトラブルがあり、「二度と施工業者に関わりたくない」と言う人もいます。

そんな方は、また最初から業者選びをするしかありません。

あなたが大切な家を守っていくためには、家族だけでなく、施工業者の協力があると心強いですよね。

業者は、ただ家を建てるだけでなく、完成後何十年も見守ってくれる存在です。

ですから、業者選びを簡単に考えてはいけないのです。

業者選びをするときは、建てている家の外観・性能・金額などで選ぶのではなく、スタッフや代表者の人柄や、自分との相性を重視し、あなたと同じように家のことを大切に思ってくれる業者を選んでください。

彼らは、頼れる相談相手になります。

これから何十年も家を守るために、そんなパートナーがいると心強いですね。

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