高齢者の生活には通常の2~3倍の明るさが必要と言われることがありますが、これは「何か作業をする場所では」という意味で、全体の照明をそこまで明るくする必要はありません。
高齢になると水晶体内の不純物によって光が散乱されやすくなるため、光に敏感になります。
壁などの内装も青白い白よりはベージュのような柔らかい色合いのほうが目に入る光が柔らかくなります。
また視覚の順応機能も低下してくるので、いきなり暗い所に入るとしばらくは周りが良く見えなくなることがあります。
そのため、明るさが大きく変化し過ぎないようにすることが必要です。
特に家庭内の怪我が多いとされる廊下や階段は、明るさ対比が極端にならないように気を付けましょう。
さらに夜中に明るい光を浴びるとその後の眠りに支障が出ることがあるので、
トイレに行く途中の廊下にはフットライトを、トイレの照明には調光機能を付けるとよいでしょう。
1910 高齢者の家での生活に適した照明プラン
高齢者の家での生活には通常の2~3倍の明るさが必要
特に家庭内の怪我が多いとされる廊下や階段は、明るさ対比が極端にならないように
