■ 来客の動線を考えてみましょう
集まる時間や目的によって、来客の動線は変わりますよね。
あなたの家に宿泊する必要が無いのなら、玄関・リビング・キッチン・トイレくらいしか行かないでしょう。
でも、帰省・宿泊するなら、夫婦の寝室以外の、ほとんどの部屋に行くかもしれません。
もちろん、お風呂もトイレも。
その動線や視線を考えた掃除をすると、最小限の掃除・片付けですみます。
玄関に入った時、何が目に入るか
食事をしている時、視界はどのあたりか
あなたの住まいを、来客目線でチェックしてください。モノが少ないと片付いている印象を与えます。それに、掃除もしやすいですよ。
■ 掃除のコツ
1. 玄関
その家の顔なので、特にきれいにしておきたい場所です。ササッと掃き、最小限の靴だけ出してすっきり見せましょう。
この時、必ずチェックしたいのが「臭い(におい)」です。その家に住むあなたやご家族は、トイレやキッチンの臭いには敏感でも、玄関の臭いは油断しがちです。
でも来客には、玄関の臭いが強烈な印象を与えるんですよね。
靴箱を開けて換気しておく、消臭剤を置くなど、早めの対策をしてください。
2. リビング
床にモノがあると、それだけで雑然と見えます。逆に、棚まであらゆるものが片付いていると、居心地が悪いと感じることも。
「汚さないで」、「散らかさないで」という、無言のプレッシャーを感じる人もいるようです。
義父母・両親・友人・会社の同僚など、状況に応じて、片づけの程度を調整されてはいかがでしょうか。
3. トイレ
部屋が散らかっていても、トイレがきれいだとポイントが高いですね。
逆に、トイレだけが汚いと、変に悪い印象を持たれてしまいます。(掃除の行きとどいた家に圧倒された人が、トイレの奥に積もったホコリに安心した、という話はよく聞きます)
便器だけでなく、壁や床・奥の掃除もきちんとしておくのが望ましいですよね。
なお、濡れたタオルはNGのようです。
必ず新しいタオルに交換しておいてください。
4. キッチン
キッチンは、あまりに片付いていると、「この人料理していないの?」と思われるそうです。
せっかく頑張ってきれいにしたのに、そう思われたら少し悲しいですね。
生ごみを捨て、シンクやコンロの周辺を掃除して臭いの元を断ち、食器やお鍋を片づければ、もう十分なんじゃないでしょうか。
■ 来客を想定した家づくり
昔ながらの和室中心の家は、フスマや障子を利用して、広くも狭くも使えます。
つまり、来客に対応しやすい家づくりだったんですね。
しかし今は、細かく仕切る家を考える方もいらっしゃいます。
その結果、「リビングが狭いから、数人しか呼びたくない」、「家族で帰省するって言われても・・・」と、来客に対応しにくい住まいが増えました。
あなたが将来、新しい住まいで暮らした時、来客を、積極的にもてなしたいのか、それとも、家族・親戚など最低限の出入りにとどめたいのか。
そこで、家づくりの考え方が変わってきます。
ここでのご夫婦の話し合いは大切です。
今の事だけでなく、「子供が結婚して孫が生まれて・・・」と、将来のことまで想像しながら考えてみてくださいね。
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