■ 窓は熱の出入口
単層ガラスの場合、暖房した熱の半分が窓から逃げていきます。その際に結露が発生し、家を傷める原因になります。
ちなみに、夏の冷房が効いた室内に、外の熱が入ってくる割合は『窓から』が約70%。これから住み続ける際の光熱費や住み心地を考えると、窓の断熱対策は欠かせないものです。
■ 断熱方法
断熱方法にはいくつかの種類があります。
断熱スプレー (効果は1か月程度)
断熱シート (効果は1年程度)
断熱フィルム (効果は10年程度)
既存のガラスを複層ガラスへ交換
既存のガラスの室内側に内窓を設置
などといったものです。安価なものは効果を感じられる期間が短いようです。
これからも、今の住まいに住み続けるのなら、ガラスの交換や内窓設置がオススメです。春や秋の穏やかな日差しを取り込みたいのなら、内窓がいいですね。
内窓を開けていれば、既存の単層ガラスが、外の暖かさを取りこんでくれます。
「でも、2つも窓を開閉するのは面倒だし」とあなたが感じるなら、複層ガラスの方が合っているでしょう。どうしても金額を重視しがちですが、住まい方で選ぶことが大切だと思います。
■ 防音効果
複層ガラスや内窓の魅力は断熱性だけではありません。防音効果も得ることができます。
窓を閉めていれば、夫婦喧嘩も兄弟喧嘩も外に漏れにくくなります。^^;
もしピアノなどの習い事をしているのなら、防音機能の高い複層窓に交換すると一石二鳥ですね。最近は住宅が密集している地域が多いので、防音効果の魅力は高まっています。
断熱性や防音性をさらに高めるには壁改修なども必要になります。でも、一番の出入口である窓を改修するだけで、かなりのストレスを減らせますよ。
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