(32)窓の断熱改修

■ 窓は熱の出入口

単層ガラスの場合、暖房した熱の半分が窓から逃げていきます。その際に結露が発生し、家を傷める原因になります。

ちなみに、夏の冷房が効いた室内に、外の熱が入ってくる割合は『窓から』が約70%。これから住み続ける際の光熱費や住み心地を考えると、窓の断熱対策は欠かせないものです。
 

■ 断熱方法

断熱方法にはいくつかの種類があります。

    断熱スプレー (効果は1か月程度)
    断熱シート (効果は1年程度)
    断熱フィルム (効果は10年程度)
    既存のガラスを複層ガラスへ交換
    既存のガラスの室内側に内窓を設置

などといったものです。安価なものは効果を感じられる期間が短いようです。

これからも、今の住まいに住み続けるのなら、ガラスの交換や内窓設置がオススメです。春や秋の穏やかな日差しを取り込みたいのなら、内窓がいいですね。

内窓を開けていれば、既存の単層ガラスが、外の暖かさを取りこんでくれます。

「でも、2つも窓を開閉するのは面倒だし」とあなたが感じるなら、複層ガラスの方が合っているでしょう。どうしても金額を重視しがちですが、住まい方で選ぶことが大切だと思います。
 

■ 防音効果

複層ガラスや内窓の魅力は断熱性だけではありません。防音効果も得ることができます。

窓を閉めていれば、夫婦喧嘩も兄弟喧嘩も外に漏れにくくなります。^^;

もしピアノなどの習い事をしているのなら、防音機能の高い複層窓に交換すると一石二鳥ですね。最近は住宅が密集している地域が多いので、防音効果の魅力は高まっています。

断熱性や防音性をさらに高めるには壁改修なども必要になります。でも、一番の出入口である窓を改修するだけで、かなりのストレスを減らせますよ。

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