(271)正しい情報があれば、避けたい人は避けられる

■ わかっちゃいるけど・・・

お酒の飲み過ぎや喫煙は体に悪い。スマホやパソコン、テレビの画面を長時間見るのは目に悪い。

そんなことを知らない人はいないでしょう。それでも、それらの行動を選ぶ人がいます。

一方で、

「喫煙は肺気腫を悪化させる危険性が高くなる」

「就寝前に画面を見ると寝つきが悪くなる」

等の情報を知ったことをきっかけに、自分をコントロールする人もいます。

興味深いですね。

 

■　家づくりでは

伝統工法は、夏を快適に過ごせます。でも、冬の寒さを覚悟しておく必要があります。

また、技術を持つ大工が減っているので、将来メンテナンスができる大工を確保できるか不安が残ります。

 

高気密高断熱の家は、冬の寒さが和らぎます。でも、２４時間換気機能を作動させる必要があります。

換気装置から出てくる風を、冬は寒いと感じるかもしれません。

静かな環境を楽しみたい時、ファンの音をうるさく感じるかもしれません。

しかし、換気を止めると結露やシックハウスの恐れがあります。

 

■　「こんなはずじゃなかった」と言わないために

新築経験者の中で「こんなはずじゃなかった」と後悔や不満を抱く人は多いものです。

彼らの不満の原因の１つに、『業者からの情報開示がなされなかったこと』が挙げられます。

メリットだけでなく、デメリットも説明してもらえると、それを避けたいと思う人は避けられるようになります。

業者の説明責任は大きいですね。

 

居住面積が増えると光熱費が増えます。部屋数が増えると、家族がバラバラに過ごすようになります。

プライバシーを重視し過ぎると、防犯面が心配になります。

プロである業者から、正確なメリットとデメリットを聞くことで、後悔のない家づくりをしたいものですね。

 

■　換気装置を巡る戦い

冬になると、知人の家では２４時間換気装置を止めます。

寒がりのご主人が止めたがるのです。

結露やカビが心配な知人が、リスクを何度も説明するのですが、

「俺がいる間だけでも止めさせて」と、まったく譲りません。

（昨年も同じことを聞いたような・・・^^;）

 

４月から２４時間の換気をしているとのことですが、今度は知人の方が

「ファンの音が気になるから、寝る時だけ止めようかな」と思い始めたようです。

（あれ？昨年はこの展開はなかったぞ）

さて、この先どうなることやら・・・。

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