(273)シックハウス対策が・・・

お客様からお聞きした話です。

【NO.1】

先日、移転して間もない近所の携帯電話ショップに行ってきました。築1か月弱ということで、とてもきれいな外観です。

ところが・・・、中に入ると強烈なニオイ。

契約変更手続きのために30分ほど過ごしたのですが、帰る頃には軽い頭痛や吐き気がして、駐車場から車を出すことができず、しばらく休んでおられたそうです。

他のお客さんやスタッフにはそんな様子は見受けられなかったので、化学物質に敏感な人でないと分からない程度なのかもしれません。

ですが、「シックハウスは怖い・・・」と改めて痛感した出来事だったそうです。

 

【NO.2】

それよりもっとひどかったのが、あるショッピングモールでのこと。

その中の一つのショップが改装オープンということで訪れたのですが、お客さんだけでなく、お子さんまで気分が悪くなったそうです。

近くを歩いていたお客さんも、「あのショップ、ニオイが凄いよね」と話していたとのことです。

他人ごとながら、そこで長時間働くスタッフさんの健康が気になったそうです。

 

1997年、ホルムアルデヒドの室内濃度指針値が設定されたのを皮切りに、他の12の化学物質の指針値も設定され、住宅によるシックハウスの被害を抑える対策がなされてきました。

その後、対象となる化学物質以外のものを使い始めた中での健康被害など、新たな問題が出てきたこともあり、室内濃度指針値の見直しや、新たな物質の指針値が検討されることになりました。

今、個々の化学物質について検討され始めているようです。

 

新築やリフォームをする前には、施工業者と十分に話し合い、シックハウス対策が施された安全な材料を選んでください。

建材だけではありませんよ。接着剤など、家づくりに関わるもの全てです。

完成後は、居住前に十分に換気しましょう。もし体に異常があったら、すぐに受診し、施工業者に報告してください。

ところで、暑さや寒さの厳しい時期は、窓を閉め切って換気が不十分になりがちですよね。

でも、シックハウスを避けるためには、換気を十分にし、小まめに掃除をして、カビやダニを増やさないなど、その家での暮らし方も大切なポイントになります。

それから、室内の空気を汚すのは、家や建材から出る化学物質だけではありません。

煙草の煙や、石油ストーブなどの暖房器具から出る一酸化炭素もそうです。

家族の健康を守るためには、正しい知識が必要です。

 

そうそう、ホルムアルデヒドの検査キットは、ネットでも販売されています。もし、あなたが、今の住まいで気になっているのなら、一度試してみるといいかもしれませんね。

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