1201 複雑な屋根の形にも対応できる鉄骨造

鉄骨造とは、建築物の躯体に鉄製や鋼製の部材を用いる建築の構造のことです。

柱の間隔を広くとることができるので、大きな空間を作り出せます。また、半円形などの特殊な形の屋根にも対応できるのが大きな特徴です。

強度が高く、高い耐久性があり、耐震性にもすぐれていますが、揺れが大きくなりやすいという点もあります。鉄は虫害や腐朽の心配はありませんが、酸化しやすく熱に弱いため、防錆処理や耐火被膜を施す必要があります。

一方で、鉄骨造とよく比較されるのが鉄筋コンクリート造。鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮する力に強い性質があります。この２つの特性を一体化させることで、すぐれた強度を実現させたのが、鉄筋コンクリート造なのです。

設計の自由度が高く、重量感のある建物になります。構造・工法を決める時は、敷地の形状や条件に対応できるか、理想とする間取りや空間を作ることが可能かなど、多方面から検討をしましょう。

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