(191)太陽光発電設置時の注意

太陽光発電システムの人気は相変わらずですね。

ただ、そのために人材育成が追いつかないのが現状です。

経験不足な施工業者が原因で、雨漏りなどのトラブルが後を絶たないんです。

システム自体の性能が良くても、設置担当者が未熟なケースもありますから。

施工不良によるトラブルに対しては、ほとんどのメーカーが、

「基本的には施工者が責任を負う」としています。

万が一に備えて、施工業者に賠償責任保険の加入を勧めているものの、それを全メーカーが義務付けているわけではありません。

新築住宅の場合は、10年間の瑕疵担保保険の加入が義務付けられていますから、万が一の時も安心ですよね。

しかし、太陽光発電の設置に保険加入は義務付けられていません。

ちなみに、屋根にパネルを設置するときの方法は各メーカーで異なります。

数社の製品を取り扱っている施工業者によると、ちょっとした違いなので、間違えそうになることもあるとか。

メーカーでは、施工研修を行い、それぞれで人材育成をしていますが、施工実績などによっても、施工業者のレベルには大きな差があります。

産業技術総合研究所によると、太陽光発電に関わる雨漏りなどのトラブルは、全体の25%を占めています。

4件に1件も発生しているんですから

 「自分の家だけは安心」なんて言っていられませんんね。

ところで、最近は、インターネットなどで勉強して業者に質問する人が多いので、業者も大変なんだとか。

でも、お客さんからの質問を「大変」と感じる時点で、「この業者、大丈夫?」って思いませんか?

あなたが太陽光発電システムを設置する時は、家の業者選びの時と同じように慎重に選んで頂ければと思います。

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