(225)湿気対策でカビ退治

ゲリラ豪雨や台風など、雨の降る日が多いですね。

適度な雨なら大歓迎なのですが・・・。

この時期は、カビや湿気に悩まされます。

カビや過度の湿気は、住まいにも体にも悪影響を与えます。

あなたは、どんな対策をしていますか?
 

■ カビの発生条件

カビの発生条件は、「温度」「水分」「栄養」「酸素」です。

気温20?30度が大好きで、特に25度前後がお気に入り。

低温にはわりと強いのですが、高熱には弱く、36度以上では発生しにくくなります。

ダニも、カビと同じような温度環境を好みます。

湿度は70?90%が好みです。

多くのカビは、80%位で繁殖が活発になります。

ですから、雨の日に洗濯物を室内に干したらカビたちは大喜びです。

また、観葉植物を置きすぎると、湿気を誘うので注意してください。
 

■ リビングの対策

ソファーやテレビ台など、全ての家具を壁から5センチ以上離し、空気の通り道を確保します。

また、エアコンのフィルターは2週間に1回程度掃除しましょう。

節電の意味でもオススメです。
 

■ 押し入れ・クローゼットの対策

詰め込み過ぎると空気の通り道がなくなるので、カビが発生しやすくなります。

定期的に不要なものを処分して、スノコで風通しを良くしましょう。

また、晴れた日には扉を開け、こもった湿気を逃がすことも大切です。
 

■ 寝室の対策

寝室は、人の出入りが少なく、湿った布団があるので危険です。

空気が動かない上に、適度な湿度まであるので、特に注意してください。

布団は敷きっぱなしにせず、こまめに干します。

ただ、雨の次の日は、空気が湿っているので避けてください。

私の知人は、新築したフローリングに布団を敷きっぱなしにして、半年後に布団をめくったら、床と布団にカビが生えていたそうです。

「やっと家を建てたのに・・・」と嘆いていましたよ。
 

■ 浴室の対策

最後に入浴した人は、浴室全体にお湯をかけて、石ケンやアカを流しましょう。

次に、冷たい水をかけて温度を下げます。

ここまででもいいのですが、スクイージやタオルで水分を拭き取ると、さらに効果的です。

また、残り湯は湿気を呼ぶので、早く流すか、ぴったりしたフタで湿気対策をして下さい。
 

■ キッチンの対策

ここは、浴室と同じくらいカビが発生しやすいところです。

料理に混入したら大変ですので、こまめにケアしてください。

一番の対策は、水分を拭き取ること。

調理中の水蒸気が当たる部分もチェックしましょう。

換気扇を活用するといいですね。
 

■ 床下の対策

土がむき出しの場合など、家の基礎部分が腐っていることがあります。

換気孔や強制換気を設置して、換気してください。

とりあえずの手段として、木炭を敷く人もいますが、根本的な改善をしない限り、必ず増殖します。
 

■ 畳が緑に・・・

知人が、6月から、畳の上にダンボール箱を置きっぱなしにしていたそうです。

「いかんいかん、ちゃんと片づけなきゃ」と持ちあげたところ、置いていた場所に、置いていた形に、緑のカビがビッシリ。

背中はゾクゾク、心臓はドキドキ。

新しい畳(1?2年目位)は、カビが生えやすいことを忘れていたそうです。

早速、かたく絞った雑巾で拭き、入り込んだカビは歯ブラシを駆使し、最後にエタノールで拭き取ったとのこと。

そういえば、半年に1回の畳干しで、裏側をチェックするのも大切とのこと。

そこで、マイナスドラーバーで持ち上げて本を数冊はさみ、半日程度、裏側に空気を送り込んでみたそうです。

カビはアトピーなどの原因にもなります。湿気対策、お互いに頑張りましょうね^^。

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