(222)寝室以外で熱中症になりやすい場所

■ 熱中症になりやすい気温・湿度は?

気温35℃以上の環境は、非常に危険です。

また、気温がそれほど高くなくても、湿度が70%以上あれば危険です。

実際に、高湿度で風通しの悪い20℃程度の部屋で、熱中症になった事例があります。

また、過去に熱中症を経験したことがある人は、未経験者よりも再発しやすので、より注意が必要です。
 

■ 室温が上がりやすいキッチン

キッチンは、料理の熱で室温が上がりやすい場所です。

また、朝日や西日が当たる場所にあるなら、より室温が上がりやすいので注意しましょう。

あなたがこれから住まいづくりを始めるのなら、植え木などで日差しを遮ったり、空気の通り道を工夫した窓を設けたりと、暮らしを想像しながら話し合ってみるといいですね。
 

■ 湿度と室温が高い浴室

夏はシャワーで済ませる人もいますが、健康を考えると、ぬるま湯でしっかりと体を温めたいものです。

ただ、体内の水分が足りないまま入浴するのは危ないのでご注意を。

入浴前後に、それぞれコップ1杯の水を飲んだり、気分が悪くなった時のため、脱衣所に扇風機を置いてみましょう。

もちろん、お酒を飲んだ後の入浴は論外ですよ。(*^^)
 

■ 空気の流れが無いトイレ

新聞を読むなど、トイレをくつろぎの空間として過ごす人がいますね。

でも、空気の流れが無いトイレは、熱がこもりやすい場所です。

暑い日は、小さな換気扇での換気では対応しきれないことがあります。

その場合は、扇風機で空気の流れを作ったり、入る前にドアを全開にして換気するなどして、空気の入れ替えを心がけてください。
 

 ■ 扇風機の使い方にご用心

あなたは、お昼寝や就寝の時、扇風機を使っていますか?

扇風機の風を、体の同じ場所に長時間当てると体調を崩しやすい、ということは、よく知られていますよね。

でも、顔面麻痺などの重症化の事例はご存知ですか?

扇風機は首振りにするか、風を壁に当てるなどして同じ場所に長時間当てないよう注意しましょう。

あなたのお子さんが、子供部屋で一人で寝ているのなら、扇風機を正しく使えているか、時々チェックしてみるといいですね。

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