(199)太陽光発電、後悔の声もある。

あなたは、太陽光発電を導入した人の『後悔の声』を耳にしたことはありますか?

例えば、年金生活者のAさん。

彼は、定年退職時に太陽光発電とオール電化を一緒に導入しました。

導入済みの息子さん夫婦の話や、業者の説明を聞いて、充分に検討した上で決心したんです。

・・・しかし、わずか数か月で後悔し始めました。

理由は電気代が増えたから。

確かに、オール電化は火を使わないので安心です。

でも日中に利用する電力が多いため、結果的に電気代が増えてしまいました。

息子さん夫婦は共働きで、日中の利用料が少なかったので、よりお得感があったのでしょう。

そのため、親切心で長所を強調して説明してしまいました。

業者のセールストークには、

「電気代が節約できますよ」

「当初10年間は、売電価格が2倍でお得ですよ」

「深夜電力は日中の3分の1ほどにまで下がりますよ」

などといったものがあります。

確かにどれも正しいのですが、すべてがあなたに当てはまるわけではありません。

今回は老夫婦のお宅でしたが、一人でも在宅していたら、日中も電気を使いますよね。

寒がりや暑がりの方は、よりエアコンを利用する機会が多いことでしょう。

Aさんの場合、屋根の補修は不要でしたが、電気代節約のために、冬はファンヒーターを併用しています。

満足できるような経済効果は得られないものの、設置した以上、外すわけにもいきません。

今は『環境にいいことをしている』と自分を納得させているようです。

業者によっては、メリットだけを強調してデメリットを教えない場合もあります。

地元の業者でない場合、売り逃げして、アフターフォローを一切しないケースもあるとか。

いずれにしても、決断するのはあなた自身です。

どんな目的で利用するのか。

どんな効果を得たいのか。

なぜ必要なのか。

それを十分に考えてから決めても遅くありませんよ。

アドレス登録だけで毎週1回、このブログの最新記事が届きます。よろしければどうぞ! 【>>> imai-メルマガ】