（137）本当のシンプルライフとは

 ■ シンプルライフというと・・・

インテリア雑誌に掲載されているような部屋を想像してしまいがちですが、

“物がない＝シンプル”ではないと感じます。

生活をしていると、物は増えていきますね。

私たちは日々、情報収集と情報交換をしています。

広告や新聞、雑誌や本、ＣＤやＤＶＤ、ＴＶ・・・。

仕入れた情報を、友人知人と情報交換（楽しいおしゃべり）したりします。

軽い気持ちで取り込んだ情報の中に、興味をそそられた事柄があれば、もっと知りたいと思い、さらに書籍などを購入したりします。

けれども、結局関心が広がらずに収集した情報を放置・・・。

物が増える原因はこんなところじゃないかと思う事が多いです。

だからと言って、物が増える事を気にして、情報を一切集めようとしないなんていうのは間違っているようにも思います。

大掃除のときに、何でもかんでも捨ててしまうのも違うような気がします。

突然気になって、色々情報収集したものの、やっぱり思っていたほど楽しくなかった・・・。

そんな事は、誰もが頻繁に経験している事でしょう。

私たちの好みや興味は変化するもの。

変化ととともに、今の自分には余計な物が必ず出てきます。

それを良いタイミングで、ちゃんとそぎ落として生活することがシンプルライフなのではないでしょうか。

つまり、“情報を集めっ放しにしたままでは、おそらくあまり良くない。

情報の整理整頓ができていればシンプルライフ”ということかもしれません。

趣味を極めるために、情報をどんどん取りこんでいる時期があって良いし、興味のある物や、好きな物を、たくさんコレクションしていたっていいと思います。

たとえ、それが他人にとって意味のないものだとしてもです。

情報を得る刺激で、私たちは活性化していると感じます。そして私らしさを作っている・・・。

そんな意識を持って生活していると、物が多くても、少々散らかっていても、一本筋の通った、あなたらしいシンプルライフだと感じます。
 

■ 情報化社会の弊害。

現代は、得られる情報が多くなりすぎて、便利になりすぎたような気もします。

そのために、さらに仕事に追われたり、ストレスを抱えたり。

なんだか変ですね。

そう思うと「晴耕雨読」って、素敵だなと思うことも多いです。

今の自分に必要なものを見極めて、シンプルに生きることは、あなたの心身を守ることにも繋がる気がします。

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