■ 既婚者だから実感できること
結婚生活では、相手の長所も短所も受け入れて、お互いに、それに柔軟に(必死に?)対応して過ごします。
自分にも短所があるんですから、お互い様ですよね(笑)。
ただ、自分がこだわりのある部分では、相手の短所が許せないと感じることもあります。
場合によっては、それが離婚のきっかけになることもあるので、結婚前に相手の「長所・短所・こだわり」を知っておくのは、とても大切なことだと思います。
それは、家づくりについても同じかなと思います。
■ なぜそれが短所なのか?
長所・短所というのは、あくまでも自分の考えかなと思います。
「自分の短所はせっかちなところ」と思っていても、相手は「この人は、いつもてきぱき動いて素晴らしい」と思っているかもしれません。
大切なのは、『なぜそれを短所だと思ったのか』ではないでしょうか。
それを考えると、自分の価値観も分かるし、対応策も考えられると思います。
■ 営業マンは、短所は言わない?
いまだによく聞く話ですが、営業マンには「自社の工法のメリットと、他社の工法のデメリット」を話す人がいます。
また、自分の提案のメリットだけを話す人もいます。
「フローリングはダニやカビの発生が少ないので、全室フローリングにしましょう」
そこに、あなたの生活パターンや嗜好は考慮されていますか?
畳でゴロゴロするのが好きな人なら、拒否反応を示すかもしれません。
営業スキルに磨きをかけた営業マンなら、デメリットを伝えることの大切さを知っています。
ですが、「デメリットを教えると客が逃げる」と考える人は、まだまだいるんですね。
自信を持って、自社を差別化できる要素がないのかもしれません。
■ 人の価値観は違います。
あなたの価値観は、配偶者とも営業マンとも違います。
似ていても、完全に一致することはないんじゃないでしょうか。だから面白いともいえるのですが。
デメリットを知った上で決断すると、デメリットと向き合うための創意工夫が生まれるかと思います。
住まいづくりでは、沢山のことを決断しないといけません。
その時に、メリット以上にデメリットを知っておくと、よりシッカリした判断ができるかもしれませんね。
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