(97)持ち家に求めるものは?

■ あなたは持ち家志向ですか?

最近の一世帯当たりの居住人数の全国平均は2.36人くらいのようです。

配偶者に先立たれた高齢者や、独身者の独り暮らしが増えていることが大きな要因と考えられています。

このため、「別に家を建てなくても、一生賃貸でも構わないな」という方が増えています。

ある調査によると、持ち家志向の方の割合は6割くらいでした。この数字、あなたはどう感じますか?
 

■ 家づくりの目的は・・・

私は、家づくりの目的は「家族とより幸せに暮らすため」だと考えています。

ですが、中には違う考えの方もいます。

「高齢になったら賃貸住宅を貸してもらえなくなるから」

「いざという時に売却して、次の暮らしの資金にするため」

といった考えです。

家に求めるものが違うと、家づくりは全く変わってきます。

生涯住み続けるなら、高齢になった時を見据えた家づくりをしたいものです。

資産価値を求めるのなら、利便性の高い土地に万人向けの家を建てた方が安心ですよね。
 

■ 目的がわからなければ・・・

家づくりの目的があやふやなら、あなたは家を建てるのを少し待った方が良いかもしれませんね。

家族の年齢や暮らしに合わせて、その都度住み替える方が合っているのかもしれません。

賃貸住宅は、住み続ける限り賃貸料を払う必要があるので、それを理由に新築する人もいます。

しかし、新築すると、固定資産税などの税金や、メンテナンス料の負担があります。

数十年も住宅ローンを支払うのですから、それなりの覚悟も必要です。

もし、あなたが家づくりの目的がはっきりしていない時や、家族で考え方が違う時は、しばらく家づくりをストップし、じっくり考えてみることも大切だと思います。
 

■ 選択肢はいろいろ

子育て世代では持ち家志向が強いのですが、一人暮らしの場合、安全性などを考慮して、持ち家を避ける傾向があります。

「子どもが大きくなり、アパートが狭くなったから家を建てよう」

「今建てておかないと年齢が・・・」

という方もいるのですが、もっと広い賃貸住宅に住み替えたり、時期が来るまで自己資金を増やして備える、という手段もありますよね。

あなたの家族に合った暮らし方は、あなたが一番よくわかっているはず。

周囲の影響を受けて、焦る時期もありますが、本当に家族に合った暮らし方を追求したいですね。

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