上棟式(建前とも呼びます)は、無事棟が上がったことを喜び感謝するものですが、儀式というよりも施主が職人さん達の労をねぎらう行事と言えるでしょう。
工事に関わる人々が一同に集まり、今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力の元に家を作り上げていこうという意思表示の意味もあります。
地域によって異なりますが、一般的には、塩、お神酒(一升一本)、洗米(上棟の儀)、ご祝儀(工事関係者へ)、引き出物、折詰などを施主が用意します。
事前に工事業者に相談して、必要なものを用意すればよいでしょう。
近年、都市部では上棟式を行わない人も増えているようですが、上棟式は施主にとっても職人さんにとってもお互いの人柄を知る良い機会です。顔が見えてくると家づくりに対する思い入れや、信頼関係も深まることでしょう。
家づくりを通じて、人と人のつながり、心の豊かさを育くむチャンスとしてもおすすめです。