しかし、長い人生の中で家族構成も変化していくため、「この間取りがベスト」といった、ひとつの答えを出すのは難しいことかもしれません。
その点、100年以上も使われてきた古民家の間取りには、参考になることがあるでしょう。
ポイントは多くの古民家で見られる「田の字型」の間取り。
多くの人達が取り立てて不自由もなく生活してこられたであろう「田の字型」の間取りは、柔軟性に富んだ優れた間取りと言えるのではないでしょうか?
その特徴は、ふすまや障子によって部屋と部屋が連続するため、必要に応じて空間を大きくしたり小さくしたり自由に使いこなせるところです。
廊下が必要ない分広く使えるという点もメリットでしょう。
現代生活に適合しない閉鎖的なキッチンと収納スペースの少なさを改善すれば、さらに使いやすくなるはずです。
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