お父さん、奥さんと夫婦喧嘩なんかはしていませんか?したら血圧上がりますよ。ケンカしないで下さいね。

お袋が先日、私にちょっと言った。
お父さんは私のことを「ぺちゃんこ」に言う。
 「ぺちゃんこ」⇒ 要するに、これでもか!ってくらいにめちゃくちゃボロクソに言うってことらしい。
何時もその「ぺちゃんこ」の言葉の響きに、なんか笑ってしまうわけだ。親父にボロクソ言われるお袋には気の毒なんだが・・・。

で、3か月毎に親父と愛大付属病院に行く日のことだった。
お袋より、その件を聞いていたので、車の中で「お袋にそんなに偉そうに言わんといてな!」と親父に一発説教かましてやった。

大正生まれの満93歳のじいさんなんで素直に聞くはずはないと思ったが、私の言葉に案の定 無言だった。

相変わらず素直じゃないなと思ったが、何の事はない、確認したら補聴器の電池が切れて私の声が聞えていなかっただけだった。
まあ、いい。親父の場合よくあることだ。そして聞えていても、たぶん無言だろう(苦笑)。

その後、診察。
先生が大声で親父に「お父さん、奥さんと夫婦喧嘩なんかはしていませんか?したら血圧上がりますよ。ケンカしないで下さいね」と言った。
すると、なんと親父は いけしゃあしゃあと「はい、しておりません!」とクールに即レス。

思わず口が開いてしまった。「うそつくなや、じいさん!」と思ったが、私はつい声を出して笑ってしまった。

と、同時に別な笑い声も。先生も笑っていた。ウソがモロばれ。
医者の前では正直に!がエエと思うが、まあこれでもいいか。