家づくりの基本

新築・リフォーム時に特に大切なこと。

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家づくり時に、数値化から入るのを控える。

住宅の折り込みチラシに載っている間取りを見るのは楽しいですね。

「ここにテレビを置いて、それから・・・」と、ついつい想像を膨らませてしまいます。
たまに使い勝手の悪い間取りを見ると、ついついツッコミを入れてみたり。
もしかして、あなたもそんな経験がありますか?

まず家族の様子を思い浮かべ、そこからイメージを膨らませる

ですけど、あなたの家づくりをする際には、別の考え方をして欲しいんです。

例えば、こんな感じです。

「4人家族だけど、6人でもゆったり座れるようなテーブルを置きたい。
そうすれば、子供が宿題をしている傍らで、お父さんは、お酒を飲みながらくつろげるし、新聞だって広げられる。お母さんは、読書を楽しめるなあ。
あ、でも我が家の場合、テーブルよりこたつの方が落ち着けるかもしれないな。掘りごたつがあると楽しいかも♪」

という風に、まず家族の様子を思い浮かべ、そこからイメージを膨らませて頂ければと思います。

自分にとって居心地のいい場所。それが、家族全員 同じ空間だと楽しい。

別に、リビングじゃなくても構いません。
平日は忙しくて家族がすれ違いになるけど、休日に家族で料理するのが楽しいのなら、より快適に作れるキッチンや、より楽しく食事する場所のイメージを膨らませてみるのはどうでしょうか。

でも、家づくりを数値化しながら考えすぎると・・・

「LDKは16畳欲しいな。子供部屋は全部同じ広さにして・・・」と数値化しながら考えると、家族と過ごす時間が減る家になるかもしれません。
そんな事例は山ほどあります。

家づくりの目的は、家族が今以上に幸せに暮らすこと。

ならば、そんな空間づくりを最優先するのは、当然と言えば当然です。
しかし、いろんな情報に触れるうちに、その軸がぶれてくることがあります。

そういえば、あなたはこんな経験がありませんか?
必要なものだけを買いに行ったのに、「1,000円以上の購入で、卵一パック50円!」と聞いて、必要でないものまで買ってしまったり・・・。
これは『選考の逆転』と言います。考える基準が、気づかないうちにずれてしまうことです。
家づくりの途中でこうなると、完成後に悔やむことになります。

まずは、家族が何となく集まってしまう居心地のいい空間をイメージすることから始めるのはどうでしょうか。
めちゃくちゃ楽しいと思います。^^

まずは短期、中期、長期で、「家づくり」を考えてみてはどうでしょうか?

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家を建てる事が目的にならないようにする事が大切です。

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家づくりは一大事業ですが、建てる事が目的ではありません。あなたとあなたの家族が幸せに暮らすことが目的です。

これが、私どもの住宅事業開始時から変わらない考え方です。

多くの人にとって、家を建てるということは、人生最大の事業です。決して、一時の勢いで建てるものではありません。しかし多くの人たちは、あっという間に建ててしまうことが多いと聞きます。
    ▲ 代表取締役 今井洋平

あなたの家づくりは、どのような感じでしょうか?

もちろん、しっかりとお考えになっている事と思います。

まずは短期、中期、長期で、「家づくり」を考えてみてはどうでしょうか?そして、家を建てる事が目的にならないようにする事を忘れないで下さい。これが、私どもが一番お伝えしたいことなのです。

短期、中期、長期とは例えば以下のような事です。
資金計画、土地調査、業者、建築スケジュール、プラン、デザイン、 設備、建材、工法、構造、照明、空調、法律、税金、、保険などです。

メンテナンス、修理、リフォームです。メンテナンスフリーの家はありません。手入れをしながら住まなければいけません。
建替え、相続についてなどです。30年後に建替える、住み続ける、相続させる事を考えておかなければいけません。


本当の「注文住宅」って何?

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あなたは、「注文住宅」という言葉に、どんなイメージを持っていますか?

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ハウスメーカーの営業マンさんは、よく「当社は注文住宅を建てています」と売り込んでいると聞きます。

でも実際に家づくりを始めると、「それは無理です」、「それはできません」と言われるシーンが多々あるようです。

それは、やり方や材料に制限があるからです。数多くの営業所を効率よく維持管理するには、ある程度の制限が必要になります。
▲ 今井工務店 専務取締役 今井 泰

ハウスメーカーでは『標準プラン』を用意していることが多いと聞きます。

そして、それをある程度アレンジできる『オプション』も用意しています。

その範囲の中で、できることは頑張ってくれるのですが、範囲外のことは「できません」、「できることはできますが、ちょっと高くつきますよ」と言って、あきらめさせることがあるようです。

そういえば、弊社に相談に来て下さったお客様も、そう言われた経験があるそうでした。
「それより、こちらのプランの方がいいですよ」と別の提案をされたとか…。

お客様いわく、自社にとって都合がいい』と言っているように聞こえた・・・。

「『いい』というのは、私の家族にとっていいということではなく、『自社にとって都合がいい』と言っているように聞こえました」とのこと。
ですから、そのハウスメーカーでは建てたくなかったそうです。
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一方、工務店や設計事務所の場合、得意分野はあっても、このような『標準プラン』はないので、注文住宅が当たり前です。

もちろん、能力不足などで対応できない場合はあるでしょう。でも、お客様の要望を叶えるのが大前提なので、本当の注文住宅を建てたいのなら、こちらを選ぶことになるかもしれません。

自然素材を使った家づくりを考えている方なら、特にそうですね。

ただ、そのためには十分な打ち合わせが必要になります。

あなたは、家族の生活スタイルや考え方を出来るだけ伝える必要があります。通り一遍の会話では、あなたの思いを汲みとれないこともありますからね。

ですから、そういったことに抵抗を感じるのなら、思うような家づくりはできないかもしれません。
でも、そこを乗り越えたら、あなたと家族の生活に合った、本当に納得のできる注文住宅を建てられるのではないでしょうか。

家にあわせて住むのはいやですよね。

「家族の価値観」を家づくりに反映させることが大事だと思います。

価値観は人によって違います。

「なぜ、家が必要なのか」、「どんな家にしたいか」 、「どんな風に住みたいか」 ・・・ 家族でも、思いは違います。

あなたは、建物に合わせて住みたいですか?   それとも、住みやすいように建てますか?

もちろん、家を生活に合わせて建てますよね。

だからこそ他人のプランをベースにしすぎるのは、ほどほどにしておいた方が良いと思います。
あなた自身で、ゼロからプランを作ってみるのがより良いかと思います。

プラン作りで考慮すべきことがあります。

そう、家事導線、収納、子ども部屋などです。

そして、家族の価値観をすり合わせる・・・。

さらに、五感を活用すること。

これらをじっくり考えて頂ければと思います。家族の価値観をしっかり確認することで、より満足度の高い「家」なると思います。

住宅事業開始直後にお客様との会話の中で教えて貰ったこと

新築住宅で、お客様とプランの打ち合わせ中のことでした。

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いろいろとお客様のご希望を聞き、プランを更に良いものへと成長させていくわけです。

この過程は非常に楽しいですね。お客様の目も輝いております。

それで、プラン打ち合わせ後、お客様よりある質問を受けました。
 ▲ 専務取締役 今井 泰
お客様:  「ところで、今井さんの売りは何ですか?」

私: 直ぐに、「家づくりがよくわからなくて迷っている方のために、役立つ道筋をお伝えすることです」とお答えしました。そして、「私どもは、創業90年の逃げも隠れもしない地元の会社です。」とお伝えしました。

これが、私どもの活動の基本部分です。牛丼の○野家さんの「早い・安い・うまい」ほど簡潔で力強くはないかもしれませんが、住宅事業開始以来ブレていません。

そして私どものつくる家は、基本性能(特に耐震性、断熱性)の優れた家であると自信を持っていますとお伝えしました。

お客様:  「元土木工事会社なら、あんまり住宅はやってなかったんではないですか?」

私:  「その通りです。今年でやっと6年目です。お客様に、出来るだけわかりやすい形で住宅事業を積極的に提案しだした年数が5年余りです。だから住宅棟数実績としてはまだまだかもしれませんね。」

今までは、公共工事(土木工事)が殆どでした。ですが、施設建築等(学校・お寺・幼稚園等)はそこそこ建てていました。だから住宅を建てる事に関しては、分野は違いますが不安はありませんでした。住宅を建て始めて、色々学んだ事も多いですね。いろいろこれから改善していきますし、自分らの長所をもっと伸ばしていきたいですね。

お客様: 「実はそこが少し気になっていたんですよ!」

私: なるほど!確かにそりゃそうです。殆どのお客様にとっては、家は一生に一度の決断ですしね。気になるのは当たり前の事だと思います。

ハウスメーカーさんの営業の方のようにビシッと教育されているわけでもなく、垢抜けていません。姿形はおっさんで、まずビジュアルでは引っ張れません。それに、皆、技術屋なので淡々としか喋れませんし・・・。

私どもは出来ない事はできないと、ちゃんとお伝えしています。たまにヘマして、お客様にご意見も当然貰っています。ですが・・・、いろいろな面で逃げた事は1回もございません。ウソもつきません!これが、私どもの会社です。

とまあ、こういう感じでお答えをしたわけです。

お客さんとのプラン後、社長と私の2人、お互い感じるところがあり、「プランや仕様や設備だけの話しだけではなく、こういう質問をしてくれるのは非常にありがたいねえ!」と言いながら帰りました。

本当に良い打合せでした。ありがとうございました。あらためて会社を見つめ直す機会を頂きました。本当に幸運だと思いました。

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