1504 　奥ゆかしい玄関のすすめ

道路から玄関へ続く長いアプローチを、京都では〝露地〟と呼び、そこに品格を表すと言います。

来訪者に対して「さ、どうぞどうぞ・・・」と招き入れるときの姿、立ち振る舞いを表現するような趣のある玄関となり、おすすめです。

しかし、そんな広い敷地がないというのであれば、建物をえぐるようにして少し引いた位置に玄関を設けてみてはいかがでしょうか？

軒庇（のきひさし）だけではなく壁にも囲まれた玄関先には、外とも内ともいえない不思議な空間が落ち着きをもたらします。

せっかく贅沢に設けた玄関ならデザインにもこだわりたいもの。

シ ンプルでモダンなポストをさりげなく設置、インタホーンも凹ませた壁に収めてみる、間接照明で足元を照らすなどすると視覚的にレベルアップします。玄関ド アの両脇を半透明の防犯ガラスにすると、外にいる人の気配を感じることができ、夜は家の明かりが漏れ、防犯上でも役立ちます。

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