1301 吹抜けのメリットとデメリット

家に縦の広がりを感じさせてくれる「吹抜け」は、とても魅力的なものです。

メリットは、その開放的なデザインだけでなく、上階の光を採り込める、各階の気配を伝えあうことができる、階層による室温の差を少なく保てるなど、たくさん挙げられます。

一方デメリットは、１階の暖房効率が落ちることです。これには家全体の断熱性能を向上させる必要があるでしょう。

天井にシーリングファンを設置して空気を対流させることも対策の一つです。

また、上下階の声や音が通りやすいので、個人のプライバシーを守りたい家庭には不向きかもしれません。吹抜けにある窓のメンテナンスが難しいという声もよく聞かれるようです。

考慮すべき点としては、床を張る部分が減るので床面の剛性が落ち、耐震的に弱くなる可能性が考えられます。建物の安全性をしっかり考えた設計をお願いしましょう。

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