(38)緊張の中、重要事項を1回の説明で 理解できますか?

【緊張の中、重要事項を1回の説明で理解できますか?】

あなたは、生命保険を申し込む時、約款を最初から最後まで読みますか?

私は読みません。というか、読む気がしません。(^_^;)

担当者の説明を聞き、いくつかの質問をする程度です。

そんな状態で契約すると、「この病気は保険の対象外だったの?」と後悔する羽目になるかもしれません。・・・それでも、やはり全部を読む気はしないのですが。最悪の場合、保険は変えられますからね。

そんな私でも、この契約書だけは全部読んでほしいというものがあります。それは、新築やリフォームの契約書です。

契約の際、重要事項はすべて業者が読み上げることになっています。こちらは書類の文章を目で追いながら聞くのですが、これから大きな契約をしようという時に、専門用語満載の文章をスラスラと読み上げられても、なかなか理解できるものではありません。

「ここまでの内容に対して、何か質問はありませんか?」と言われても、そう簡単に質問できるものではありません。

「書かれていることは理解できるが、何かがちょっと・・・」と思っても、次々に読み上げられるので、尋ねたいことを忘れて、次の説明を一生懸命に聞いてしまうのです。

もしかすると、その内容は、業者に有利になるように書かれているかもしれません。

もしかすると、その内容には、大切なことが書かれていないかもしれません。

説明が終わり、記名押印し、契約を終えると、もう後戻りはできません。

契約を破棄しようとすると、精神的にも金銭的にも大きなダメージを受けます。

ですから、契約をする前に、それらの重要事項の説明書を業者からもらいましょう。そして、しっかり読み込み、しっかり調べて、十分に納得してから契約しましょう。

家づくりの契約書は、他の契約書とは重さが違います。

「大切な大切な住まいづくりを、本当にこの業者に任せてもいいんだろうか」という、最後のチェックポイントです。

「契約の場で詳しく説明しますから大丈夫ですよ」という業者は、こちらの不安に寄り添おうとしないか、読み込まれては困る業者かもしれません。

それ以外の誠実な業者なら、快く渡してくれると思いますよ。

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