(280)耐震性を弱めるリフォーム

今日は『耐震性を弱めるリフォーム』についてお話しします。

増築したり、壁を取り除いて部屋を広くするなど、構造躯体に手を加える場合、耐震性が低くなることがあります。

実際に、東日本大震災のような大きな震災では、そのような家が倒壊しています。

それを防ぐには、どうすればいいと思いますか?

 

答えは、『構造計算をしてからリフォームすること』になるかと思います。

大工さんは、現場のプロですが、構造計算のプロではありません。

もちろん、中には構造計算もできる大工さんもいるでしょうが、全員ができるわけではありません。

だから、彼らの経験や勘に任せるのは、じつは正しいことではないかもしれません。

 

ということで、柱や壁など、家を支える部分に手を加える時は、必ず構造計算をしてもらってください。

あなたが依頼する業者に、計算ができるスタッフがいない場合、外注することもできます。

また、そういったことを専門に取り扱っている業者もいます。

 

設備の取り換えや、壁や床の張り替えなど、構造に手を加えない工事は、そこまで神経質になる必要はないかと思います。

しかし最近の地震の多さを考えると、多少の経費や日数がかかっても、耐震性を低める危険は避けるべきだと思いませんか?

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