(228)正しい選択をさせてほしい~

買い物に行った時、「今、この商品は人気なんですよ。よかったら使ってみませんか?」 と勧められて困ったことはありませんか?

どんなに人気があっても、どんなに性能が優れていても、自分にとって必要ないものなら、どんなに安くても、それを買い求めたいとは思いませんよね。

 

■ 商売って?

あなたは、『商売』って、どういうことだと思いますでしょうか?

「これは良いものだから、ぜひお客さんに買ってもらいたい」

「これは利益率が高い商品だ。たくさん売って儲けたい」

と、商売人それぞれの思いで仕入れた商品を売るのが商売でしょうか?

私は、それはちょっと違うと思っております。

 

■ 相手に役立つものを、正しく選んでもらう

それがどんなに良いものであろうと、利益率の高いものであろうと、あるいは何の特徴もない平凡なものであろうと、それを必要とする人と必要でない人がいます。

でも、その内容を知らないと、自分にとって必要かどうかがわかりません。

 

そこで、商売をする人は、それぞれの特徴をきちんと説明するんです。

そして、その商品を買うか買わないかは、お客さんが決めます。

この時、お客さんが正しく選べたなら、売り手にも買い手にも余計なストレスはありません。

 

むしろ・・・、

「よいものを買った」

「役立つものを紹介できた」

と、お互いが幸せを感じると思います。
そして、買い手の満足感が信頼感を生み、友人紹介へと広がっていく・・・。

 

■ あなたにとってどうなのかがカギ

あなたが暮らす地域には、たくさんの建築業者がいます。

それぞれが、よりよい家づくりを追求しています。

当然、あなたにもその良さを分かってもらいたいと思っているでしょう。

あなたと話した時、自社の考えをシッカリと持ち、堂々と商売をしている業者は、自分たちの家づくりが合わないと思ったら、無理に契約を求めません。

 

逆に、あなたが望んでいないのに、何度もあなたの家に押し掛けたり、何度も電話したりして、何とか契約に結び付けようとするのが、考え方がふらつき気味の業者かもしれませんね。

 

あなたがこれまでに出会ってきた業者を思い出してみてください。

思い当たる節はないでしょうか?

 

■ いつの間にか

「買い手に正しい選択をしてもらうために、売り手は、より分かりやすい説明ができるようにする」

と頭では分かっていても、契約を得られない焦りから、無理に買い手に合わせたり、しつこく契約を迫ったり・・・という業者もいるでしょう。

 

それは、親も子に対してやってしまいがちなことかもしれません。

より良い人生を送ってもらいたいとの親心から出たアドバイスが、親の価値観を子どもに押しつけるようになっていたり・・・。

『正しい情報を分かりやすく与えて、選択は相手にゆだねる』

ということは、日々のいろんなシーンに応用できそうですね。^^;

アドレス登録だけで毎週1回、このブログの最新記事が届きます。よろしければどうぞ! 【>>> imai-メルマガ】