(219)あの人の人柄も確認して!

■ 業者選びの現状

「施主が業者を選ぶときの一番のポイントは?」という調査を、毎年見かけます。

これから建てる人も、業者も、一番気になるところですからね。

じつは、この答えは毎年同じようです。

それは『担当者の知識や人柄』です。・・・あなたの答えと同じでしたでしょうか?
 

■ それはどうしてなのか

ほとんどの人は、一生に一度しか家を建てません。

いくら自分で勉強しても、経験の無さはカバーできません。

そこで頼りになるのが「信頼できる業者」です。

自社の長所を自慢し、他社の短所をけなすような業者でなく、親身になって助言やアドバイスをしてくれる業者を探します。

それは、誰もが家づくりを失敗したくないからだと思います。
 

■ 「担当者」って?

担当者の人柄を気に入って契約した人の中から、

「担当の営業マンが転勤したら、気軽に相談できる人がいなくなった」

「工事が始まったら、営業マンとの接点が全くなくなった」

と嘆く声が聞かれます。

ハウスメーカーなど、大きい組織を選んだ人から聞くことが多いですね。

営業マンは、契約をゲットするまではつきっきりで親身になってくれます。

特に彼らにノルマがある場合、それはそれは親切です。

ということは、あなたと契約できた瞬間に、心は次の契約に向かっていることも・・・。

もちろん、全員がそうではありませんが、営業マンは「営業」が仕事だということを忘れないでください。

担当部署が分かれている場合、あなたの担当が変わるのは当然のことなのです。
 

■ 最初の面談からアフターまで、全てを担当するとしたら

それは「代表者」です。

小さな工務店の場合は、特にそうです。

少し大きな組織になると分担もしますが、彼らが連絡を密に取っている場合、誰が引き継いでも安心できるものです。

そんな組織をつくるのは代表者です。

いくら良い営業マンに巡り合えたとしても、代表者の舵取り次第で、会社の方向性は大きく変わります。

ですから、担当者の人格だけでなく、代表者のチェックも忘れないでくださいね。
 

 ■ 子供を見れば、その親がわかる

代表者の育て方次第で、スタッフはどうにでも成長するんではないでしょうか。

子供を見れば、その親が分かるのと一緒です。

子育てに奮闘中の方なら実感していると思うのですが、何気ないしぐさ・喋り方・食べ方・怒り方・モノの考え方・・・

「私に似ないで!」と思うことほどそっくりで、自分のことを反省することもしばしば。

あなたの担当者の人柄は、入社前から備わっていたものかもしれません。

ですから、代表者の人柄も知っておかないと、「こんなはずじゃなかった」ということがあるかも。

といっても、少人数の業者なら簡単に確認できますが、大きい組織なら、なかなか難しいかもしれませんね・・・。

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