(145)その土地で暮らすための情報

家づくりのなかで、「土地選び(探し)」ほど情報収集が難しいものはないかもしれません。

「家」は、納得できるまで業者と打ち合わせをすることができます。

構造見学会や、完成見学会、OBさんの家を見せてもらうことで、ある程度の勉強もできます。

「住宅ローン」も難しいんですが、不満があったら、借り換えもできますよね。

しかし、土地の場合、土地自体の良し悪しだけでなく、近隣や地域の状況も関係してくるので、なかなか難しいものです。

ということで、新築後の人たちが、「あー、土地を買う前にもっと調べておけばよかった・・・」って感じたことを、あなたにご紹介しますね。

違う地域から引っ越した方に多いのが、「その地域のルール」です。

    必ず自治会に入らなければいけない。
    ゴミステーションや地域の清掃が、持ち回り当番制になっている。
    清掃活動に不参加の家庭にはペナルティーがある(1回5千円の地域も!)。
    子どもの登下校時に、親が見守りをしないといけない。

などというもの。

自治会に入らなければ子ども会に参加させない、という地域もあります。

無料ならまだしも、10年以上も前に建てられた集会所の建設費用などとして数十万円の支払いが必要になる地域も・・・。

それを、工事開始や引越しの挨拶に行って初めて耳にする、というケースもあるんです。

・・・びっくりしますよね。

さて、「地域のルール」も大変なんですが、その市町村の税金や水道料金なども油断できません。

水道料金が日本一安いのは、山梨県の富士河口湖町だそうです。

富士山から豊かな水を得られ、水道関係の設備費負担が少ないからだとか。

しかし、山間部や人口の少ない地域などは、どうしても負担が増えます。

下水道料も払うとなると、上水道だけの時の2倍ほどになります。

もしあなたが、転勤などで複数の地域で暮らしたことがあるなら実感しているでしょう。

住んでみないと分からない部分です。

また、「お隣りさん」も人それぞれ。

生活時間が、あなたとずれている場合、相手に悪意が無くても、迷惑に感じる場合もありますよね。

入居後、「深夜の生活音」に困り果てて、相手の家にお願いに行ったところ、「後から来たくせに」と、こじれてしまったケースもあるそうです。

法的には、以前から住んでいる人も、後から引っ越してきた人も「対等」なんですが・・・。

新築すると、その地で長く暮らすことになります。

だから、その土地の情報だけでなく地域の生活情報も教えてくれる不動産業者との出会いは大切です。

自分だけで調べるのは限界がありますからね。

あなたの不安と向き合ってくれる土地業者なら、親身になって情報提供してくれるはず。慌てず、じっくり探してくださいね。

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