(66)みんなの動きをチェック⇒住宅市場動向調査で

あなたは、国土交通省が年に1回発表する「住宅市場動向調査」という調査をご存知ですか?

★過去年度分はこちら★
⇒ http://www.mlit.go.jp/common/000161075.pdf

この中のある年度に「1世帯当たりの平均居住人数」という調査があります。

これによると、民間賃貸住宅では、1人暮らしが37.3%。2人暮らしが28.1%。合計で65.4%!! その世帯主の年齢は、40歳未満が68.9%。

家づくりに燃えている人が、たくさんおられるようです。(*^∇^*)
 

■ 自分は自分。だけど・・・

家を建てる時、他の人の動向が気になります。業者選び、住宅ローン選び、求める性能・・・。マネをするつもりはないけれど、参考にしたいですよね。

そんな時に参考になるのが、前述した国土交通省の調査です。今回は、お金に関する調査結果を見てみましょう。
 

■ 「世帯年収」と「自己資金比率」

まず気になるのは「世帯年収」ですよね。民間賃貸住宅は、平均434万円。他の居住形態と比べて、一番低い金額です。単身世帯が多いことも関係しているのでしょう。

次に気になるのが「自己資金比率」でしょうか。注文住宅を建てる方の平均は38.5%!

3,000万円の予算に対して1,155万円の自己資金です。

年収から計算すると、早い段階からの貯蓄の必要性を痛感します。
 

■ 住宅ローン減税

住宅ローンを利用した人は、注文住宅が69.1%、分譲住宅が61.9%、中古住宅は60.6%となっています。そのうち、約90%の方が住宅ローン減税を利用しています。

中古住宅を購入する場合、築後年数や耐震基準が原因で住宅ローン減税の対象外になることがあります。複数の物件で迷っている時は、減税対象かチェックするといいですね。
 

■ 「年間支払額」と「返済負担率」

年間支払額の平均は、注文住宅が114万円、分譲住宅が143万円、中古住宅が100万円です。地域や年収によって、金額の捉え方は違うでしょう。

そんな「年間支払額」より参考にしてほしいのが「返済負担率」です。注文住宅が26.0%、分譲住宅が25.3%、中古住宅が17.9%となっています。

『返済負担率は、収入の30%以内に抑えるべし』という原則を、あなたも覚えておいてくださいね。
 

■ 融資の申し込み

住宅ローンを希望しても、融資不可能な世帯は1%ほど存在します。また、融資可能でも、希望より減額される世帯もあります。

金融機関によって融資条件は異なりますが、「一度は融資を断られた」という経験を持つ人は、約20%もいるんです。

そうならないために、クレジットカードは最低限の枚数に絞り込みましょう。そして、車のローンを含め、できるだけローンを組まないようにしましょう。

それから、ローンの滞納は大きなマイナスポイントです。普段から、信用の積み重ねが大切なんですね。

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