■ 子供が生まれた時に願うこと
子供が生まれた時、多くの人は、「この子には幸せな人生を送ってほしい」と願うのではないでしょうか。
そのために、あちこちに連れて行って、いろんな体験をさせたり、いろんなものを買ってあげたり。「子供が小学生になるから」と、勉強部屋を与えるために家づくりを始める人もいます。
「子供の幸せのために」と手を尽くしてもらっているはずなのに、子供自身が感じている幸福度は低いみたいです。
いろいろな調査結果を見ても、若い世代のストレスは多く、特に、人間関係での不満や悩みに苦しんでいる割合が高いようです。
■ ある新聞の投稿
ちょっと前に、新聞の一つの投稿を見ました。
子供を叱ってばかりいた一人の母親が、子供の意見をきっかけに、毎日良いところを探して、それをノートに記録するようになりました。
しばらくすると、子供への接し方が自然と変わったそうです。
そうするうちに、子供の様子が変わり、家庭でも学校でも楽しく過ごせるようになったとか。
その投稿を見た中学生の女の子が、自分の母親にも同じことをしてほしいと頼みました。
母親は快く引き受け、早速記録を始めます。
ですが、それを毎日続けることは、想像以上に難しい作業だったようです。
それはなぜだと思いますか?
■ 良いところを探すには・・・
「また散らかしたままにして」、「ダラダラしないで、さっさと学校に行く準備をしなさい」
良いところを探さない言葉は、相手と向き合わなくても出てきます。
でも、相手の良いところを毎日見つけるには、行動を観察し、積極的に関わりを持ち、小さな変化に気づける自分でなくてはいけません。
前述の母親は、記録をつけるようになって、初めて今までの娘との関わり方に気づきました。そして、娘とのコミュニケーションを増やした結果、絆が深まり、お互いの心が安定してきたのです。
母親は、その経緯と結果を新聞に投稿しました。
「きっかけをくれた娘のおかげです」と。
その投稿を見て、家族の関わり方を反省した人もいるんではないでしょうか?
■ 人のつながり
東北の震災以降、人とのつながりの大切さが再認識されていますね。
人とのつながりの第1歩は、相手を知ろうとすること。
そのためには、積極的にコミュニケーションをとる必要があると思います。
新築して、広くて素敵な住まいで暮らし始めたにも関わらず、家族とのコミュニケーションが少なくなり、幸福感が感じられなくなる人もいます。
家族とのつながりは、子供の心を安定させ、自信や行動力を育みます。
あなたや住まいは、家族を良くも悪くも変えられる力を持っていると思います。
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