あなたは、普段の生活の中で家族と意見が食い違うことはないでしょうか?
「夏休みは旅行に行きたい」
「いや、絶対に帰省する」とか・・・。
旅行に行けることになったとしても、ご夫婦は、温泉旅行で日頃の疲れを癒したくても子どもは、「遊園地でないとイヤだ」と言ったり。
家づくりも同じです。
家族の意見の食い違いで、ストレスを感じる場合があります。
「私は子どものために、すぐにでも新築したい。
でも主人は、まだまだ先でいいと言って、話を聞いてくれない・・・」
「この土地が好きなので、同じ地域に新築したい。
でも主人は、いずれ実家に帰ると言うし・・・」
結局、どちらかが相手に合わせて我慢することになります。
我慢はストレスを生み、相手に対する信頼感が減っていきます。
子どもはそんな空気を敏感に感じ取るので、親の顔色を窺うことになります。
ちょっと気が滅入る話かもしれませんね。
でも、悪いことばかりではありません。
相手は、自分と違う人生を生きてきた人。
配偶者も子どもも、自分が経験していないことをいろいろ経験しています。
つまり、意見の食い違いは、相手や、もっと広い世界を知るチャンスかもしれないです。
それに、あなたのことを、より深く知ってもらえる絶好の機会。
そのチャンスを利用しない手はないかと思いますよ。
意見が食い違う時、相手を責めるのではなく、最初に「あなたにとって、その行動の目的は何なのか」 、「なぜそう思うのか」ということを尋ねてみてはいかがでしょうか。
この時、あなたの意見を通すことを目的とせず、『お互いに納得できる答えを探すための話し合い』 という意識を持つことが大切かなと思います。
仮に、奥様の家づくりの目標が『子どもとの今の生活を楽しむため』、
ご主人の目標が『老後の二人の生活を楽しむため』だとしましょう。
お互いが『家』に求めるものが違いますよね。
違うことが分かったら、「なぜ、そう思うの?」と尋ねてみてはいかがですか?
そうすることで、相手の考えの意味が分かります。
そして、相手の考え方を知ると、自分の考え方を見つめ直すこともできます。
自分の考え方を伝えることで、相手に新しい視点が生まれるかもしれません。
家族の根っこには愛情がありますから、『相手を幸せにしてあげたい』という気持ちを忘れなければ、よりよい着地点を見つけられるはずです。
よくあることかもしれませんが、数年前に「某テレビ局が、某国の芸能人や番組を頻繁に取り上げすぎだ」ということで、論争が起きていたような気がします。
批判した人がレギュラー番組から消えたり、パッシングを受けたり。
でも、自分と違う考え方を持つ人がいることは当然のことだと思います。
みんなが同じ考えを持っている方が怖いかなとも思います。
某テレビ局が、そのように動く目的は何なのか。
批判する人は、どういう目的でテレビを見ていたのか。
まずは、そこを考えることが大切かもしれないと感じます。
このような出来事があった時は、情報リテラシー(情報を使いこなす能力)を磨く良い機会かもしれませんね。
情報には嘘が紛れ込んでいるかもしれない。
情報は、自分で取捨選択しなければいけない。
情報を、自分の意思決定の参考にするのはOK。
情報に振り回されるのはNG。
これは、家づくりの業者選びにも言えることですね。
世の中にはいろんな考え方があって、それを表現することは大切なことです。
どうしても受け入れられないのであれば、距離をおけば済むことです。
先ほども言いましたが、家族の始まりには夫婦の愛情があります。家族が増えても、年月が経っても、その根っこには愛情があります。
ただ、誰かが自我を通そうとする限り、いつまで経っても平行線のままです。
『家族みんなが、今よりもっと幸せに暮らすには?』という視点を大切にすると、実りある話し合いができると思います。
あなたが、家族と意見が食い違った時の参考になれば幸いです。
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