(76)シックハウス対策と虫よけに「ニーム」を。

シックハウスに配慮して建てた家で、シックハウスの症状に苦しむ人がいることを知っていますか?その原因は、家具・ダニ・カビ・殺虫剤・香料など。

そう、新居で暮らし始めてからも、シックハウス対策を忘れてはいけないんです。

この中で、一番頭を悩ませるのが「殺虫剤」でしょう。

ゴキブリ・蚊・ハエ・ダニなどを退治するために、殺虫剤は欠かせません。

最近は、モスキートブロッカーや除虫菊など、植物を使った虫よけを実践する人が増えてきました。

ただ、殺虫剤に変わるほどの効果があるものは少ないので、困っている人も多いんです。

そんな中、高い効果で注目されているのが「ニーム」です。

もともと東南アジアなどに自生し、4千年以上も前から「神秘の樹木」として崇められていました。国連では「人類にとって20世紀最大の贈り物」と紹介しています。

なぜなら、潰瘍・心臓病・高血圧・皮膚炎・ガン・神経系疾患・気管支炎など、さまざまな症状を治癒することが分かっているからです。インドでは、このニームの木を「村の薬局」と呼んで重宝しているそうです。

このニームは、哺乳類や植物には無害ですが、虫の生態を阻害します。

ニームに含まれる「アザディラクチン」という成分が虫の卵の孵化を妨げ、成虫の食欲を減退させるそうです。

そのため、ただ置いておくだけで虫が近づかなくなるそうです。

ゴキブリって、殺虫剤に対して、すぐに耐性ができますよね。しかし、ニームの化合物は複雑な構成なので、耐性が作られる可能性はゼロに等しいそうです。

以前、アフリカのスーダンで、イナゴの大群が襲来したとき、全ての植物の葉が食べつくされた中、唯一無事だったニームの木。

それをドイツの昆虫学者が目撃したことがきっかけで、研究されるようになったようです。

 現在では、200種類以上の害虫に効果があることが分かっています。アメリカでは、シロアリに効果があることが実証されているようです。

その反面、ミミズなどの益虫には無害なんですから、「神秘の樹木」と言われるものうなずけます。これは、あなたが家づくりをしてからではなく、今の住まいにも良さそうですね。

近所のお店では手に入りにくいでしょうが、ネットでの取扱店はたくさんあります。もし役に立てそうでしたら、ぜひ検索してください。じつは、弊社のお客様も庭で育てているそうです。

また知人にも育ててみたい方も居られます。子どもが殺虫剤に弱く(芳香剤もダメです)、蚊に刺されただけで大きく腫れるので、いいものを探し続けていたそうで・・・。

また、ガーデニングも始めているらしく、野菜や花の虫よけにも活用してるそうです。

また、機会があれば知人の体験談も報告できるかもしれません。

 どうぞお楽しみに。

暮らしに役立つ植物はいろいろあります。上手に取り入れて、家族の健康に役立てたいものですね。

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