あなたは「屋上緑化」ってご存知ですか?
ヒートアイランド現象の緩和など、環境貢献のために政府が推し進めていたんですが、今までは、なかなか一般家庭に普及しませんでした。
しかし、節電対策にもなるということで、徐々に注目されるようになっています。
まず、屋上緑化の長所ですが、
環境への貢献
癒し効果
雨水の流出緩和
夏の断熱・冬の保温効果
などが挙げられます。
私の友人が鉄筋コンクリートの2階建て団地に住んでいた頃、真夏の朝8時には、2階の室温は30度を超え、押し入れの中の布団は、干さなくてもアツアツだったとか。
階段を一段上がるごとに暑くなっていたそうです。
そんな経験がある人が多いのか、屋上緑化をした人が驚くのが「最上階の部屋の温度が快適になった」ということ。
エアコンの使用頻度が減ることが節電対策につながり、部屋の熱気を屋外に出さなくなることが、環境への配慮につながります。
また、ペットを自由に走らせたり、子どもが生き生きと遊んだりと、家庭内にある公園として利用する人もいます。
ここまでは良いことづくめなんですが、やはり短所もあります。
土や枯れ葉が、雨どいに詰まることがある
重いので、家屋を傷めないような対策が必要
植物の根が原因で、雨漏りが発生することがある
植物によっては、メンテナンスに手間がかかる
など。
また、台風の影響を受けやすい地域では、熟慮する必要がありそうですね。
この屋上緑化は、短所を考慮しても十分に取り組む価値があるとして、助成金を支給している自治体があります。
助成額の計算方法は、それぞれ異なるので、気になる方は、直接自治体に問い合わせてみるといいでしょう。
このところ、屋上緑化人気の上昇に従って、施工業者が増えています。ただ、どうしても技術の差があり、下手な業者だと、家をひどく傷めることになります。
ですから、施工実績や評判など、しっかりと下調べをしてから依頼して下さい。
新築したのをきっかけに、花や野菜を育てる楽しさに目覚める人って多いんです。
育てることを通して、天気や温暖化のことを考えたり、いろんなことに興味が湧いてきます。
もちろん、屋上緑化が全ての人に合っているわけではないんですが、植物の存在は、人を和ませてくれるものです。
あなたの負担にならない程度の「自然」を取り入れることで リラックスできる空間を作ってくださいね。
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