(69)「屋上緑化」って環境に優しいんですよ。

あなたは「屋上緑化」ってご存知ですか?

ヒートアイランド現象の緩和など、環境貢献のために政府が推し進めていたんですが、今までは、なかなか一般家庭に普及しませんでした。

しかし、節電対策にもなるということで、徐々に注目されるようになっています。

まず、屋上緑化の長所ですが、

    環境への貢献
    癒し効果
    雨水の流出緩和
    夏の断熱・冬の保温効果

などが挙げられます。

私の友人が鉄筋コンクリートの2階建て団地に住んでいた頃、真夏の朝8時には、2階の室温は30度を超え、押し入れの中の布団は、干さなくてもアツアツだったとか。

階段を一段上がるごとに暑くなっていたそうです。

そんな経験がある人が多いのか、屋上緑化をした人が驚くのが「最上階の部屋の温度が快適になった」ということ。

エアコンの使用頻度が減ることが節電対策につながり、部屋の熱気を屋外に出さなくなることが、環境への配慮につながります。

また、ペットを自由に走らせたり、子どもが生き生きと遊んだりと、家庭内にある公園として利用する人もいます。

ここまでは良いことづくめなんですが、やはり短所もあります。

    土や枯れ葉が、雨どいに詰まることがある
    重いので、家屋を傷めないような対策が必要
    植物の根が原因で、雨漏りが発生することがある
    植物によっては、メンテナンスに手間がかかる

など。

また、台風の影響を受けやすい地域では、熟慮する必要がありそうですね。

この屋上緑化は、短所を考慮しても十分に取り組む価値があるとして、助成金を支給している自治体があります。

助成額の計算方法は、それぞれ異なるので、気になる方は、直接自治体に問い合わせてみるといいでしょう。

このところ、屋上緑化人気の上昇に従って、施工業者が増えています。ただ、どうしても技術の差があり、下手な業者だと、家をひどく傷めることになります。

ですから、施工実績や評判など、しっかりと下調べをしてから依頼して下さい。

新築したのをきっかけに、花や野菜を育てる楽しさに目覚める人って多いんです。

育てることを通して、天気や温暖化のことを考えたり、いろんなことに興味が湧いてきます。

もちろん、屋上緑化が全ての人に合っているわけではないんですが、植物の存在は、人を和ませてくれるものです。

あなたの負担にならない程度の「自然」を取り入れることで リラックスできる空間を作ってくださいね。

 アドレス登録だけで毎週1回、このブログの最新記事が届きます。よろしければどうぞ! 【>>> imai-メルマガ】