(368)家に庇があると助かります

家の南側の深い庇(ひさし)の思いで

■ 暑い夏、ふと昔の記憶が

私が子供の頃、母方の祖父母は古い日本家屋に住んでいました。
家の南側には深い庇(ひさし)があり、暑い夏や雨の日でも外遊びできる貴重な空間でした。

私たち子供にとって、とても大切な場所だったことを覚えています。

庇の下には高さ50センチ位に切られた丸太がいくつもあり、大人はイス代わりに、子供は遊び道具に使っていました。

庇の長所

多くの家では、南側に大きな窓がありますね。そこに庇を設けると、高い位置から降り注ぐ夏の日差しを防ぎます。

そして、低い位置にある冬の日差しは遮りません。

オーニングや遮光カーテンで日差しを遮ることもできますが、視界が遮られたり、強風対策が必要なことはもちろん、耐用年数の短さ、季節の変わり目の片付けや処分の手間が問題です。

一方、庇の耐用年数は長く、視界や家のデザインを損なわないようにすることができます。

雨の侵入をある程度防げるので、「網戸にして昼寝をしていたら、夕立ちで部屋がびしょびしょになった」という悲劇(?)の予防にもなります。

建築業者によっては、庇の役割について話をしないこともある

ローコストを追求するために、業者が庇について説明せず、知識不足の施主は言われるがままに行動しているケースもあります。

業者によっては、「庇が無い方が見た目がスッキリするから」と、暮らしやすさより外観を優先するケースもあるとか。

業者が打ち合わせの中で庇について話さない理由は、きっとそれぞれ違うのでしょうが、最終的にはあなたの価値観次第です。
そして、その気持ちを汲んだ業者がどんな提案してくれるのか。

猛暑やゲリラ豪雨は、きっとこれからも続くでしょう。
その対策の1つとして、庇を検討する価値はあると思いますよ。
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