(281)子どもが安心して留守番できる家を

■ 新築すると共働きの家庭が増えます

新築をきっかけに、奥さんがパートや正社員として外で働く家庭は多いものです。

ということは、新築をきっかけに留守番をする子どもも増えるということ。

子どもに留守番をさせる時、あなたはどんなことが不安でしょうか?

 

■ インターホン

親の留守中、一番不安なのが訪問者への対応でしょう。

どんな人が来たのかを確認するには、画像がはっきり確認できるインターホンが必須です。

また、2階建て以上の住まいの場合、1階だけにしか聞こえないインターホンだと、別の階の自室で留守番している子どもには聞こえないこともあります。

家族が安心して過ごすためにはどんなインターホンがいいのか、しっかり調べたいものです。

 

■ 開口部

夏休みの間、ずっと窓を閉め切って留守番させるのが一番安全と分かっていても、エアコン代を考えるとつらいですね。

エアコンが苦手な子どもは、窓を開けて過ごしたいかもしれません。

かといって、開けたまま近所の友達の家に行ったり、うっかり昼寝をしてしまうかも、というのを考えると、親としては不安です。

 

子どもの年齢や兄弟構成によっても開口部の対策は変わりますが、親の留守中に窓を開けてもいいようにしたいのであれば、防犯性優れているCPマーク付きの面格子や、ルーバータイプの雨戸を設置するといった方法もあります。

開口部は泥棒が入ってくる場所。防犯対策は、特に慎重に考えたいですね。

 

■ 地震・火災

じつは、私が一番恐れているのが地震や火事といった災害です。

地震の場合、揺れの大きさによっては、子どもにとって家の中のものが凶器になります。

そんな危険を少しでも減らすには、家具が倒れたりモノが飛んでこないようにすること。

そのために、新築する時に家具を造りつけにしたり、家具を固定する部分の壁を補強しておく、というのもいいですね。

 

あなたがすでに新居で暮らしている場合、子どもの動線を観察して、そこから先に見直しをしましょう。

具体的な方法を考えたらきりがないけれど、安心して留守番してもらうために、できるだけ安全な環境を用意してあげたいものです。

手始めに、

・ 子どもでも簡単に操作できる消火器を買う

・ 緊急連絡先を書いて、電話の近くに貼る

といった簡単なことから始めて、不安要素を減らしていきましょう。

 

■ 一人のお留守番はドキドキ

あなたの新居は、今住んでいるところより広くしますか?

木造なら、誰もいないのに「カタッ」「ギシッ」という音がすることがあります。

自分がいない部屋でそんな音がしたら、大人だってドキッとしますよね。それは子どもも同じです。

 

「ドアを開けたら、そこに誰かがいるかもしれない・・・」と想像した途端、さらに怖くなって自分がいる部屋から動けなくなることもあるようです。

友人の娘さんは、アパートにいる頃は留守番できたのに、新居での留守番が怖くて、入居して3年間ほどは、おばあちゃんの家で長期休暇を過ごしていました。

 

あなたのお子さんも、新居での留守番を不安に感じることがあるかもしれません。

その不安の原因を少しでも減らして、子どもだけでも安心して留守番できるような環境について、家族で話し合ってみるのも良いかと思います。

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