(239)今、自分らしく暮らせていますか?

 消費税が8%になって、約4カ月くらい経ちました。上がる直前は、日持ちのする消耗品など、最後の駆け込み購入に追われている人も多かったようです。

ただし、在庫が多いことに安心して、トイレットペーパーをいつもより多めに使うようになったり、シャンプーを最後まで使わずに捨ててしまったりと、大切に使わなくなることで増税分以上に無駄遣いをすることもあったとか。

そんなコラムを読むと、つい我が身を振り返ってしまいます。^^;

 

■ 今の生活は楽しいですか?

実家で親と二世帯同居していたり、賃貸住宅暮らしをしていると、「自分の家が欲しい~~~!」と叫びたくなるほどストレスが溜まる時ってありませんか?

幼い子どもを抱えていると、特にそう思うシーンは多いかもしれませんね。

 

といっても、自分の家なら何でもいいというわけではなくて、自分が自分らしく暮らせる空間が欲しい、今よりもっと幸せに暮らせる空間が欲しい、というのが本音だと思います。

が、 いつしか『今の不満を解消する家』を建てることが目的になってしまうことがあります。

 

■ 自分らしく暮らせるって?

例えば、あなたがゴロゴロするのが好きだけどダニアレルギーがあるなら、ダニが発生しやすい畳や、肌触りの悪いフローリングではなく、全室をムク材のフローリングにするとか。

休日に映画のDVDを借りてそれを家族で見るのが何より幸せ、というのなら防音や音響の工夫を凝らした部屋をつくり、映画の世界を満喫できるようにするとか。

ちょっと贅沢だけど、そんなこだわりに対する満足感が仕事や家事を頑張り抜くエネルギー源になると思います。

 

しかし、そこを意識していないと、「今より広い家に住みたい」「今より断熱性が高くて、隣の音が気にならない家に住みたい」など、不満を解消するための新居しか建てることができないように思います。

そういう感じだけで家づくりを進めるのは、なんか足らない気がいたしますね。

 

■ 大切なのが業者選び

初めて会った時、「部屋数はどれくらい必要ですか?」、「何坪くらいの家を建てたいですか?」と質問する業者A。

「新居でどんなふうに暮らしたいですか?」、「何をしている時が一番楽しいですか?」 と質問する業者B。

あなたは、どちらの業者がいいですか?

 

自分らしく幸せに暮らしたいならBの業者がいいかと思います。

家に合わせて暮らすのではなく、自分に合わせた家で暮らせるのが新築のだいご味。

だからこそ、「そんな家を建てるのが楽しい」と言ってくれる業者を探してみる努力をして頂ければと思います。

 

■ 融通がきくのは小さな工務店

いくつもの間取りパターンを用意しているハウスメーカーは、融通が効きそうで・・・実は効かない場合が多いようです。

「オプションもOKですよ」といいつつ、短期間でササッと施工するために、可能なオプションは限られているのが現実のようです。

一方、小さな工務店はそんなことをしていたら生き残れません。

 

『その工務店らしさ』を持っていないと、強みも存在価値もありません。

「短期間で施工するよ」だけでは、ハウスメーカーに完敗するのが目に見えています。

だからこそ、お客さんの話にじっくり耳を傾けたり、一見無茶な要望を何とか叶えたいと、試行錯誤してくれます。

そんな業者との家づくりは、とても楽しい作業でしょうね。

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