(23)『家の顔』である玄関

  「花や木で、家をより引き立たせたい」
    「道路と土地は、はっきりと遮断してプライベートを守りたい」

など、人にはいろんな考え方があるはず。

家をどんなふうに見せたいか、どんなふうに見せたくないか。あなたは、そんなことを考えたことがありますか?

『家の顔』である玄関を失敗すると、ダメージは大きいかと思います。
 

■ 小さな写真や見本で理解するのは難しい

玄関は、道路とのつながりだけでなく、ポーチ・ドア・ひさしの質感や色合いなどのバランスも大切です。といっても、小さな色見本で決めるのは難しいもの。イメージと違う仕上がりになることもしょっちゅうです。

こだわった末に失敗すると、ダメージは大きいですよね。ですから、もし可能なら、ショールームやOBさん宅で実物をたくさんチェックしてみましょう。
 

■ 普段の生活と来客時

赤ちゃんがいるならベビーカーやおもちゃを収納するスペース。体の不自由な方がいるのなら、手すりや低い段差。普段の生活をラクにする機能はとても大切です。

子供の数だけ自転車が増えるなら、雨に濡れない駐輪場も必要でしょう。また、靴やコートなどの収納スペースが狭いと、来客のたびに片付けに追われたり、恥ずかしい思いをすることになります。

日当たりや風通しに問題があると、カビやニオイに悩まされることになります。

普段の生活や来客時を想像しながら、玄関に何を望むかを書き出してみましょう。
 

■ 暗い中、照明をつけるのは大変

玄関の失敗で、意外と多いのが照明の問題です。センサータイプにしなかったばかりに、暗い中を手さぐりで進んだり。スイッチの場所を探っているうちに、周囲の壁紙が黒く汚れたり。ツバメが巣を作りやすい外灯だったために、毎年フンに悩まされている人もいます。

どの場所も、収納の問題に目が行きがちですが、あなたの普段の行動を思い起こしながら書き出すと、妥協できない点がいろいろ見つかるはずです。

そうそう、1階にしか聞こえないインターホンにしたら、家族が2階にいる時、「居留守を使われた」と思われるので、くれぐれもご注意を。(知人の実体験です(^_^;))
 

■ 「狭くならないように」と意識しすぎて・・・

狭い玄関にしたくないために、家の大きさに不釣り合いな広さの玄関にした人がいます。その結果、リビングなどの生活スペースが狭くなって、数年後にリフォームすることになりました。

必要な広さを割り出すのは難しいことですが、見学会やお友達の家など、沢山の玄関を参考に、あなたの家族に合った玄関を追求してくださいね。

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