■ 健康を守る
冬になると、部屋毎の温度差が大きいことが原因で、ヒートショックの危険が高まります。
その予防策として、室内の温度管理は大切です。
暖めた空気を逃がさず、冷えた外気を取り込まないためには、断熱性に優れた家づくりをすることが大切です。
しかし、高断熱住宅は施工不良が多い、というのもまた事実です。
■ 施工不良の事例
配管のまわりの断熱材に、すき間がある
板状の断熱材と断熱材の間に、すき間がある
泡状の断熱材の厚さ不足(建物の一部、または全体)
雨で濡れた構造材を、十分に乾燥させずに断熱施工を行った
雨や結露などの水滴がついた断熱材を使った
床の断熱材は湿気が抜けるものを使わなければいけないのに、湿気を閉じ込めるものを使った
床下の断熱材を留めるのに使っていた釘が生活の振動などによって落下し、断熱材の一部、または全部が落下した。
窓の周囲など、細かな部分が断熱されていない
床下や小屋裏の点検口の周囲が断熱されていない
・・・これは、事例のほんの一部です。
■ 施工不良を発見したきっかけ
壁や床などの一部にカビが生えている
夏の暑さ、冬の寒さが気になる
冷暖房費が安くならない
同じ高断熱の友人宅に行って、自宅との違いに愕然とした
施工業者以外の業者に点検を依頼した時に指摘された
■ 知識・技術・誠意が足りない業者がいます
断熱材の選択から施工まで、確実にこなせる業者は少数です。
「この工法で十分だ」と信じて施工している知識不足な業者もいれば、「見えないところでコストカットをしよう」と、悪意を持った業者もいます。
きちんと断熱していない住宅は、普段の生活では見ることのできない部分からじわじわと腐っていきます。
そんな家には住みたくありませんね。
■ 断熱材の種類を知っていますか?
ひと口に断熱材といっても、その種類はいくつかあります。
発泡ウレタンという泡を吹きつけるもの、袋に入ったもの、ボード状のもの・・・。
また、壁の内側を断熱する方法もあれば、外側を断熱する方法もあります。
地域によっても業者のレベルによっても、使う素材はさまざまです。
あなたが高断熱を希望するなら、意中の業者に断熱方法を詳しく聞いてみましょう。
その時、ミスを防ぐための対策なども積極的に聞いてください。
そうすることで、あなたに対して「お主、できるな」と思った業者は、より慎重に施工するようになるでしょう。
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