(175)キッチンから考える住まい

キッチンは昔に比べてオープンになりましたね。

“主婦の城”などと言われたキッチンですが、料理が趣味の男性も増えて、休日はお父さんが料理係という話も良く聞きます。

ひと昔前までは“リビング”を家族のくつろぎの場所と感じている人が多かったのですが、最近では“キッチン”が家族のコミュニケーションを豊かにする場だと考えている人が増えてきたようです。

あなたはどうですか?

今は親も子も、仕事や趣味の付き合い、塾などに忙しく、家族が一緒に夕食を共にする機会さえ少なくなっています。

そんな今だからこそでしょうか、食に関する興味はとても高まっているんですね。

“食育”という言葉もよく耳にしますよね。
 

■ LDKの中心

モデルハウスや最近の広告の間取りを見てください。

“調理をする→食事をする→くつろぐ”

これが暮らしの中心になっているプランが多くなってきました。

その結果、独立型のキッチンより、間仕切りのないオープン型やアイランド型が増えているんですね。

昔のシステムキッチンと今流行りのアイランドキッチンの違いを考えてみましょう。

昔のシステムキッチンは、調理をするのは主婦、食べるのはご主人。

アイランドキッチンは、家族と会話しながら、料理や片づけなどは共同作業。

こういった作業が家族対等な関係で楽しめるように変化してきたようです。
 

■ 流行りに惑わされないで

とはいえ、流行っているからと慌ててオープンキッチンを取り入れる必要はありません。

大切なことは、あなたが考える、あなたの家族にとって最適な家族のコミュニケーションを築き上げるために最適なキッチンのプランを考えることです。

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