(169)家の中でも危険です。

今日は、知っていると役に立つ情報をお伝えします。

以前、シックハウスが騒がれた時期があったと思います。

さまざまな症状に苦しめられる方が多く、大問題になりました。

その対策の一つとして24時間換気装置が設置されていますが、それに伴う事故がある事をあなたはご存知ですか?

東京都が2009年12月に実施した調査で明らかになったことらしいですが、換気のために、床との間に隙間があるドアがあります。

アンダーカットというのですが、ほんのわずかな隙間です。

でも、小さい子の足には、とっても危険な幅の隙間なんです。

    子どもがドアを開ける時に足の指をはさんで皮がめくれたり、ツメがはげた。
    後追いの時期に、子供がいることに気づかず親がドアを開けて、ケガをさせた。
    賃貸住宅なので、何度ケガをしても何の対策もできない。事前説明もなかった。

・・・ など。

自宅にアンダーカットのドアがある人は全体の50%だったそうです。

その内の16%が子どものケガを経験しており、ケガはしなくても、ヒヤッとした人は27%もいたそうです。

ひょっとしたら、経験したことがある方がいらっしゃるかもしれませんね。

これが大人なら、1回ケガをしたら気をつけますが、多いのは1?3歳児で、全体の80%にのぼるようです。

ということは、同じ子が何度もケガをする危険性が高い、ということになるかと思います。

寝ているだけの赤ちゃんの間はいいのですが、ハイハイをするようになり、後追いができるようになると大変です。

トイレのドアの前で泣きながら待つ子に、「トイレくらい、ゆっくり一人にさせてほしい・・・」とため息をついた経験があるお母さん方も多いかと思います。

急いでドアを開けて赤ちゃんの所へ行こうとし、アンダーカットでケガをさせてしまっても、赤ちゃんはまたドアの前まで後追いをします。

お母さんはドキドキしながら、そ?っとドアを開けなければいけませんね。

やがて歩けるようになって、自分でドアを開閉できるようになると、さらに危険かもしれません。

『危ない』ということが分からない期間は、本当に危険ですよね。

外出先では子どもから目を離さずに危険から守ってあげても、家の中でもずっと見守るということは不可能ですし、お母さんが疲れ果ててしまいます。

こんな感じになっている家はちょっとどうかな?って思いますよね。

上の子が小学校に入学する前に家を建てたいと思う方はたくさんいらっしゃいます。

あなたはどうでしょうか?

とすると、下の子は3歳未満ということが多いですね。

ただでさえ、家の中には階段やお風呂など、危険がいっぱいです。

アンダーカットがなくても、ドアの下部に格子状の通気口を設けたりすることで危険を減らせます。

新築の打ち合わせのとき、こちらからアンダーカットの有無の確認をするなんて、なかなか思いつくものではありません。

もし、あなたのお宅に小さいお子さんがいらっしゃるのなら、ここは大事なチェック項目ですね。

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