(143)気になる紫外線

■ 紫外線の怖さ

「紫外線対策は、冬も曇った日も欠かさない方がいい」というのは、今や常識ですね。

日本より紫外線量が多いことで知られるオーストラリアでは、ガンと診断される人の80%を皮膚ガンが占めているそうです。

そのため、皮膚ガン予防キャンペーンとして、1980年代から

    日焼け止めを塗り、長袖の服を着る。
    外出する時はサングラスをかけ、つばの広い帽子をかぶる。

といった対策をとっているようです。

また、目に紫外線を浴びると白内障の原因になりますから、特に、40歳を過ぎたらご注意ください。
 

■ そもそもの原因は?

「牛のげっぷが・・・」というのも正しいらしいのですが、一番大きな原因をつくったのは私たち人間だと思われます。

フロンガスがオゾン層を破壊し、オゾンホールから紫外線が容赦なく降り注ぐようになったそうです。

また、オゾン層そのものが年々薄くなっているらしいので、今後は、健康を守るための紫外線対策が欠かせません。

実際に、オーストラリアでは羊が白内障になったり、ペットが皮膚ガンになったという被害も報告されているようです。
 

■ 住まいと紫外線

屋根や外壁が劣化する大きな原因は、風雨と紫外線です。

定期的なケアをしなければ、住まいの寿命を縮めることになります。

また、UV?A波は窓ガラスを通り抜けて室内に入り、畳やフローリングの日焼けや、カーテンや壁紙の色あせの原因になります。

かといって、紫外線を全てカットするなんて不可能ですよね。

それに、紫外線を浴びない人は、うつ状態になりやすい傾向があるとも言われるらしいので、避けてばかりもいられません。

最近は、遮光カーテン、紫外線防止フィルム、UVカットオーニングなど、紫外線対策に役立つアイテムが豊富です。あなたの生活スタイルに合わせて、上手に取り入れて下さいね。
 

■ 体の紫外線対策に「抗酸化物質」

紫外線は、体内に活性酸素を作り出します。それを減らすためには、抗酸化物質が有効だそうです。

緑黄色野菜や果物は、抗酸化物質であるビタミンC・E、リコピン、ポリフェノールなどを含んでいます。

一つ一つを覚えるのは大変ですから、普段から、色の濃い野菜や果物を積極的に食べることを意識するのが良いかもしれませんね。

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