(127)ただの形式か、真剣な ごあいさつか。

日本人には、無宗教者が多いと言われます。

そんな人でも、「神社で初詣・お宮参り・厄払い」、「教会で結婚式」、「お寺でお葬式」と、人生の節目節目で、あちこちの神仏に感謝したりお願いしたり・・・。

出産や受験の時も、心の拠り所にしていますよね。

家づくりのときは、地鎮祭。

あなたに、こだわりの神社やお寺がないなら、業者さんが紹介してくれるでしょう。

「ここに私たちの家を建てさせていただきます。よろしくお願いします」

と、家族全員と建設関係者が土地神様に御挨拶をしますね。

さらに、人によっては、入居する際に再び御挨拶をします。

その人の心のどこかに、恐れや敬いの気持ちがあるからでしょう。

でも、この伝統的儀式をどう受け止めるかは、夫婦でも親子でも、微妙に違います。

ただの形式なのか、真剣な御挨拶なのか…。

古くから、日本ではすべてのものに神が宿ると言われてきたようです。

「お米一粒には7人の神様がいるから、粗末にしてはいけない」と教えられた人も多いのではないでしょうか。

「すべてのものに神が宿っている、というつもりで大事に扱いなさい」という教えなのかもしれません。

実際のところ、本当なのかは分かりませんが、なんとなく罰が当たりそうで否定できませんよね。

これが年配の方や信心深い方なら、さらにその思いを大切にしています。

もし、あなたがそれほど気にしないタイプでも、家族や両親・身近な親族に気にする人がいたら、お祓いをするかどうか、事前にしっかり話し合っておいた方が無難です。

    井戸やトイレ(浄化槽)を埋める
    水周りをリフォームする
    庭の古い木を切る
    増築・解体

などの場合、「お祓いをしないと罰が当たる」と考えている人にとっては、一大事なんです。

もしお祓いをせずに工事をして、その後事故や病気があったらお祓いをしなかったことが原因と考えがちです。

新築工事前や引越し時などに、ご近所に挨拶に行かれるかと思います。

「ご迷惑をおかけします」、「お世話になります」という、感謝やお詫びの気持ちを伝えに。

家族の中に、「神様にもそんな気持ちを伝えたい」と思っている人がいたら、その想いを尊重するのは、素敵なことだと思います。

ちなみに、これまでの恵みを与えて下さったことへの感謝を伝え、これからも災いがないように願うのが「お祓い」なんだとか。

「それほど信じてはいないけど、安心するための保険に」と考える人もいます。

そんな話題に触れる機会は少ないので、家族の想いに気づかないという場合もあるでしょう。

一度みんなで話し合ってみるのも いいかもしれませんね。

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