(114)断熱の弱点は?

ここ何回か住まいの断熱性能や暖房器具の話をしていますが、気軽に行える事と言えば局部暖房です。

局部暖房というのは、この数年大人気の湯たんぽです。部屋全体の温度は低めでも、足元を暖めたり、布団の中を暖めたりするだけでも快適ですから、エコですよね。

でも、くれぐれも低温やけどにご注意して利用してくださいね。
 

【断熱の弱点は?】

今日は住まいの改善ポイントをお話しします。

今住んでいるお宅に活用できる事、もちろんこれからの住まいづくりで気をつける事、あなたもぜひ参考にして下さればと思います。
 

■ 暖房器具を選ぶ前に

住まいそのものの断熱性能を高めることが一番です。

建物の外側の気密性・断熱性を高くすれば、建物の中はどこも暖かくなるはず。

ですから、細かく部屋を区切ったり、部屋ごとに暖房器具を置いたりする必要は小さいかと思います。

ですが、断熱機密性能を高めるリフォームは、大掛かりで難しく、相当費用がかかります。

では、ちょっとした工夫で、効果を感じる事ができる断熱性能を高めるリフォームはないのでしょうか?
 

■ 弱点は開口部

断熱を考えたときの弱点は何でしょう?開口部ですね。

窓やドアから暖かい空気が逃げていきます。ここを工夫することが断熱性能を高めるには効果的です。

あなたもご存知かもしれませんが、100円ショップなどでも売っている透明のビニール、梱包材としてよくつかわれる“プチプチ”したあのビニールです。

あれを窓枠に貼り付けると格段に暖かくなります。

透明なので明るさも確保できますよ。

見た目が良くないかもしれませんが、上からレースのカーテンなどを引けばビニールは隠れますよね。

また、日の当たらない夜の冷え込み対策には、暖気を逃がさない厚手のカーテンがおすすめです。

カーテンは窓のサイズより大きくゆったりとさせるのがポイント。

特にカーテンの下と床に隙間があると、そこから暖かい空気が逃げ、冷えた空気が入り込んできます。
 

■ 足元を暖かく

足からの寒さは堪えますね。

床下からの冷気は、せっかくの部屋の暖かい空気をも吸い取ってしまうほどです。

以前もお話ししましたが、こたつの場合は厚めの敷布団を、ホーットカーペットの場合は断熱マットを敷く事です。

特に古い家屋は、全体的に断熱性能を高めると大変コストがかかります。

床下暖房にフローリングへ貼り替え・・・、なかなか気軽にはできませんね。

では、畳をあげてみてください。

その下の板張りが簡単に取り外せませんか?

この板張りを一度はずして断熱材を敷きつめる、という方法もありますよ。
 

■ お手入れのこと

冷暖房器具は、手入れ次第で効果が違ってくるものです。

ホコリなどの汚れが溜まらないようにお掃除しましょう。

また置く場所にも注意です。窓などの冷気が侵入しやすい場所に設置してみてください。
 

■ つまり、住まいづくりの際は、、、

開口部と足元の対策をしっかりとおこなうことで、断熱性能が高まり、快適に過ごす事ができるんですね。

足元がスースー冷え、部屋から出てトイレに行くには寒い廊下を通らなければならない・・・

あなたは当たり前の事と、渋々我慢していませんか?

これが家じゅうどこでもポカポカ暖かいと想像してみてください。とても快適ですよ。

ちょっとした工夫でそんな快適生活に近づくことができるんです。
 

■ 活動的に

どうしても寒くてこたつに入り浸り、、、という寒い時期ですが。

忙しく活動していると体が温まるからか、寒さをあまり感じることなく、時間を有意義に使えますね。

室温は上の方が暖かくなると言う事を念頭に、意識して下半身を暖めることで、体温を調節し、健康的で快適な生活を送って頂ければと思います。

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