(253)次の増税前に失敗しないために~

消費税が8%になって約4ヶ月。

買い控えの時期も終わったように感じています。

次回の増税が予定通り行われるかは分かりませんが、家づくり予定者の半数は、消費税が10%になる前に家づくりをしたいと考えているとか。

 

今回の増税で、駆け込み契約の問題点や注意点が分かった人は、これらは、次の増税前に活かせそうですね。

 

■ 2013年9月は大混雑

請負契約を2013年の9月までに終えた人は、新居の引き渡し時期が4月を過ぎても5%の消費税が適用されました。

そのため、十分に打ち合わせをしないまま契約するなど見切り発車した人も多かったと言われています。

また、契約を確保できたのは良いものの、資材発注や人員確保に苦労する業者も多かったようです。

 

■ 一番心配されていること

今、一番心配されているのは、その間に建設された家の欠陥工事です。

震災と後継者不足のため、ただでさえ人手が足りない建築業界。

そのため、力不足の新人や、引退した大工の協力を得て施工した家はたくさんあります。

 

また、技術力や体力に問題が無いはずの大工でも、休日返上で作業に作業に追われていた場合、意図しない欠陥工事をすることがあります。

家の不具合は、住んでからじわじわと実感していきます。

ここ数年内にどんな問題が発覚するのか、しばらくはニュースから目が離せそうにありません。

 

■ 今から行動

施工期間の目安は、ハウスメーカーで3か月前後、工務店で半年前後だと言われています。

業者との打ち合わせは最低数カ月。

その後、自治体の審査のため、1か月前後必要です。

自分に合った業者、土地、住宅ローンを選ぶには数か月では足りないこともあります。

それに、火災保険や各種補助金のことなど、勉強すべきことは沢山あります。

そんなことを考えると、次の増税前に余裕を持って新築したいなら、今から行動した方が良いかもしれませんね。

 

十分に打ち合わせて、欠陥の無い安心な家づくりをするためには駆け込み契約だけはやめたいものです。

 

■ 第三者の検査で安心確保

最近、第三者機関に住宅検査を依頼する人が増えているとか。

費用は数万円から数十万円までと決して安くはないのですが、完成してからやり直し工事になったり裁判沙汰になることを思えば、それくらい払う価値がある、との判断のようです。

体験者の経験は自分の家づくりに役立ちます。そういった情報収集にも目を向けたいものですね。

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