(119)収入と支出、把握できていますか?

総務省に統計局ってあります。もし、あなたがHPを見た事がないのなら、時間があるときに、是非一度検索してみてください。

何の興味も持てないものから、とても興味深いものまで、いろいろな調査・統計をしています。

例えば、他人のお財布事情。

「いくら貰ってるの?何にいくら使ってるの?貯金ってどれくらい?」なんて、普通は失礼すぎて聞けません。

でも、とっても興味ありますよね。

『二人以上の世帯 1世帯当たり1ヶ月間の収入と支出』という統計があります。

あなたも、ここに属するんでしょうか?

例えば平成22年4月分の場合、世帯全体の実収入は474,616円。

世帯主、配偶者、事業・内職の収入まで記載されています。

実支出は422,257円。

食費・住居費・水道光熱費など、細かく細かく記載されています。ちなみにエンゲル係数は20.0%。

「エンゲル係数(%)=食費÷消費支出×100」

エンゲル係数が高くなるほど食費以外にお金が回せない状態、大ピンチ、ということです。

これはあくまで統計で、同居家族の人数に違いがありますから、過敏に反応しなくてもいいと思います。

「ウチはこんなに貰ってないよ・・・」

「こんなに使えたら生活は楽だろうね!」

なんて怒らないで下さい。地域や勤務年数によっても収入は全然違うんですから。

ただ、家計を見直す参考にはなりますね。

(ついついハマってしまいそうなので、お時間のある時にどうぞ)

年収が低い層より高い層の方が、インターネットの利用率が高い、というデータがあります。

パソコンでもケータイでもネットを活用できるのは、とっても便利。

でも、収入の低い層は、そこは削れる部分と判断してやりくりしている方が多いようです。

正社員が減り、契約社員の増加の影響などもあり、世帯収入の減少傾向は続いています。

今後は年収300万円の世帯が増えてくると言われています。

子どもの学費、老後の資金、といった大きい支出の他にも車検、税金、保険といった、少額とはいえない定期的な出費もあります。

収入の中からコツコツ蓄えて、残った額をどう使えばいいのか、家族、特に夫婦で話し合うことは大切だと思います。

奥さんがお金を全て管理していて、ご主人は何も知らない、という家庭は多いですよね。

あなたのお宅はどうですか?

収入と支出をしっかり把握することが、家づくり、資金づくりの基本です。

でないと、見直すこともできないし、いつまでたっても頭金は貯まりません。

よく、「家は欲しいけど頭金が貯められないんです」という声を耳にします。

でも、貯めている人は貯める考え方をしているようです。

他人のためではなくて、自分たち家族のためになることですから、ちょっとだけでも心掛けてみるといいかもしれませんね。

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