16、新築住宅の給排水工事(水道業者)

今日は、新築住宅の給排水工事(水道業者)についてです。

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新築住宅の給排水衛生設備工事とは?

給水設備・排水設備・給湯設備・衛生器具(洗面台、便器)などを設置する工事のことです。
この部分の工事は、電気設備に劣らないほど、こまごまとして、しかも重要です。

家づくりにおいて、水道工事を気にかける人はあまりいないかと思います。
しかし、間違った施工になってしまう場合もまだまだたくさん。

どの水道業者も水漏れなどしないようにしっかりと配管工事をしています。
不具合があれば、自分が修理しないといけないからです。
でも、その施工法に問題がある場合もあります。

新築住宅の給排水衛生設備工事の作業効率も落ちる上、作業ミスも発生する場合とは?

水道の給水管、配水管は、床下でつながっています。
だから大工さんが床を貼ってしまえば、水道業者は床下にもぐりこんで作業をしないといけません。
そんなことになると、作業効率も落ちる上、作業ミスも発生するかもしれません。

あまり、感心しない施工法ですが、一部の業者は、まだそのようにさせているようです。
そういう業者は、大工の権力がいまだに強い場合がありますね。

ひと昔前までは、大工といえば職人の長でした。大工当人もそのように振る舞い、他の職人は二の次の存在でした。
大工が工事の進捗をコントロールしているという感じです。
それは、大工がやりやすいように、他の職人を使っていたともいえるかもしれません。

当時の大工はプライドも高く、それが、お施主さんにとってもいい面でもあったかもしれません。大工さんに任せておけば安心。そんな時代だったんだろうと思います。

新築住宅工事の時に、水道業者と大工の連携がスムーズであるかチェックする必要がある

ですが、今の時代、無駄なコスト削減のためには、工期短縮や合理化は避けて通れません。どうしてかと言いますと、無駄なコストは最終的に施主さんが負担することになるからです。

現在の工法では工期が最短になるように、工程管理をすると思います。
それは、ハウスメーカーであっても、工務店であっても、ローコスト住宅であっても、自然素材の家であっても基本的な考えは同じだと思います。

水道業者と大工の連携がスムーズであるかチェックする必要があるかと思います。お互い、いがみ合っていたりしたら、要注意ですね。

また、電気・給排水、2つの工事は別業者が上棟と同時に施工していく場合がありますので、配管・配線の間違いなど注意が必要です。
最終的に見えなくなる部分が多いというのも不安ですね。

新築時の給排水衛生設備工事の注意点

ローコスト系住宅業者の中には、屋外給排水工事費を坪単価に入れていないところも多いと聞いたことがあります。
また、多くの建築会社で、気付かぬ内に施工不良になってしまっている場合もあります。
綿密な打ち合わせとチェック、確認が必要でしょうね。

実際に住み始めて異臭がひどい。
水漏れするため調べてみたら、排水管が外れていたり、接続するのを忘れていた。というようなミスも聞きます。

業者同士の連携と、竣工前に通水試験や水圧テストを行うことで防ぐことができるかと思います。
これは、多くの新築住宅業者が社内検査で行っているようです。
一度、確認してみてください。

新築時の給排水衛生設備工事のワンポイントアドバイス

職人のチームワークを見てみましょう。家をつくっているのは大工だけではありません。

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