2、新築住宅を建てる時の解体工事(解体業者)とは?
新築住宅を建てる時の解体工事(事前工事)についてです。
解体工事(解体業者)とは
現在立っている家などの構造物を撤去してしまう工事のことです。
解体工事というと建設業のうち建築・土木工事などと比べると「簡単にできる」「誰にでもできる」等と思われがちですが、解体工事と一言で言ってもあらゆる構築物があり、施工方法も多種多様です。
また、産業廃棄物の適正処理の観点からも、解体工事は各都道府県知事から「産業廃棄物収集運搬業許可・処分業許可」を取得している「解体工事専門業者」に依頼するのが賢明です。
近年、テレビ、新聞などを賑わせている「不法投棄」「野焼き」等の違法行為。
工事の際に出る粉塵・騒音対策がしっかりしていない等、近隣住民に迷惑をかける行為は問題ですね。
業者は工事中のその時限りですが、施主であるあなたは、建築後その土地で長年生活していきます。ご近所に迷惑をかけたり、近隣トラブルなどは避けたいものですね。
また、工事後に高額な追加工事を請求されるトラブル等も問題になっています。工事契約を結ぶ前に金額と内容の確認を口頭ではなく書類で行なって下さい。安易に工事費用を切り詰めて質を落とさず、丁寧な仕事をしてもらいましょう。
解体工事というと建設業のうち建築・土木工事などと比べると「簡単にできる」「誰にでもできる」等と思われがちですが、解体工事と一言で言ってもあらゆる構築物があり、施工方法も多種多様です。
また、産業廃棄物の適正処理の観点からも、解体工事は各都道府県知事から「産業廃棄物収集運搬業許可・処分業許可」を取得している「解体工事専門業者」に依頼するのが賢明です。
近年、テレビ、新聞などを賑わせている「不法投棄」「野焼き」等の違法行為。
工事の際に出る粉塵・騒音対策がしっかりしていない等、近隣住民に迷惑をかける行為は問題ですね。
業者は工事中のその時限りですが、施主であるあなたは、建築後その土地で長年生活していきます。ご近所に迷惑をかけたり、近隣トラブルなどは避けたいものですね。
また、工事後に高額な追加工事を請求されるトラブル等も問題になっています。工事契約を結ぶ前に金額と内容の確認を口頭ではなく書類で行なって下さい。安易に工事費用を切り詰めて質を落とさず、丁寧な仕事をしてもらいましょう。
新築住宅を建てる時の解体工事の主な工事の流れ
近隣挨拶(一般的には工事が始まる1週間から10日くらい前です。)
↓
引込配管、配線の撤去の手配
↓
足場養生の組立:解体工事は高所での作業が伴うため、まず足場養生の組立を行います。
その際、シートや防音シートをかけ、騒音やホコリを防ぎ、ご近所の方の迷惑を最小限にします。
↓
工作物等の撤去:建物から手作業で撤去できるもの(下記)を撤去します。
たたみ、サッシ、断熱材、建具、瓦、内部造作、住宅設備機器、石膏ボード、不要品(タンス・衣類など)
↓
建物本体の解体:壁、屋根、梁、柱などが残った上屋を解体し、基礎を掘り起こし撤去していきます。
ほこりが飛ばないように、水をまきながらの作業となります。
↓
廃材の分別・収集・搬出:廃材を木材、鉄、プラスチック、コンクリートガラなど分別を行います。
細かなものは手作業で分別をしながらの作業となります。
↓
地中の確認:家屋解体終了後、廃材が地中に残ったりしていないか、
その下にコンクリートが入っていないか確認。
※これをしっかりやってくれない業者はあまり良い業者とは言えません。
↓
整地:地面を平らに整地します。駐車場にする場合は砕石などを敷いたり、アスファルト塗装を施します。
↓
完了
↓
引込配管、配線の撤去の手配
↓
足場養生の組立:解体工事は高所での作業が伴うため、まず足場養生の組立を行います。
その際、シートや防音シートをかけ、騒音やホコリを防ぎ、ご近所の方の迷惑を最小限にします。
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工作物等の撤去:建物から手作業で撤去できるもの(下記)を撤去します。
たたみ、サッシ、断熱材、建具、瓦、内部造作、住宅設備機器、石膏ボード、不要品(タンス・衣類など)
↓
建物本体の解体:壁、屋根、梁、柱などが残った上屋を解体し、基礎を掘り起こし撤去していきます。
ほこりが飛ばないように、水をまきながらの作業となります。
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廃材の分別・収集・搬出:廃材を木材、鉄、プラスチック、コンクリートガラなど分別を行います。
細かなものは手作業で分別をしながらの作業となります。
↓
地中の確認:家屋解体終了後、廃材が地中に残ったりしていないか、
その下にコンクリートが入っていないか確認。
※これをしっかりやってくれない業者はあまり良い業者とは言えません。
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整地:地面を平らに整地します。駐車場にする場合は砕石などを敷いたり、アスファルト塗装を施します。
↓
完了
新築住宅を建てる時の解体工事の注意点
引込配管、配線の撤去の手配は早期に行いましょう。(光ファイバー等煩雑なものもありますからご注意を。)
また、騒音や粉塵の考慮は当然ですが、機械による振動についても忘れないでください。振動で近所のブロック塀が割れるということもあるそうです。
近隣に精密機械を扱っている作業場などがあれば、特に音・振動に配慮しなければならなくなります。
音は防音シートによってかなり低減されますが、振動を抑えることは難しく、すべて手解体で行うこととなれば、大変な金額増です。
これは実例ですが、亡くなった先代が左官業をされていて、自宅の基礎工事を自分で施工したという建物の話です。
基礎が、あまりにも頑丈すぎて壊せなかったというのです。
なんとか壁の部分は人海戦術で撤去できたものの、ベース部分は業者もお手上げ。
これを壊すにはビルを解体するぐらいの重機が必要で、住宅地の中まで入れないと。
なんとか持ち込んで解体したとしても、その振動で、ご近所の家が壊れる危険があるというのです。
結局ベースを残し、その上に新たに基礎を施工することになったものの、費用は大赤字ですよね。
また、騒音や粉塵の考慮は当然ですが、機械による振動についても忘れないでください。振動で近所のブロック塀が割れるということもあるそうです。
近隣に精密機械を扱っている作業場などがあれば、特に音・振動に配慮しなければならなくなります。
音は防音シートによってかなり低減されますが、振動を抑えることは難しく、すべて手解体で行うこととなれば、大変な金額増です。
これは実例ですが、亡くなった先代が左官業をされていて、自宅の基礎工事を自分で施工したという建物の話です。
基礎が、あまりにも頑丈すぎて壊せなかったというのです。
なんとか壁の部分は人海戦術で撤去できたものの、ベース部分は業者もお手上げ。
これを壊すにはビルを解体するぐらいの重機が必要で、住宅地の中まで入れないと。
なんとか持ち込んで解体したとしても、その振動で、ご近所の家が壊れる危険があるというのです。
結局ベースを残し、その上に新たに基礎を施工することになったものの、費用は大赤字ですよね。
新築住宅を建てる時の解体工事のワンポイントアドバイス
細部まできちんと計画を立ててください。
(近隣挨拶、近隣調査、ゴミの始末、基礎の見えない部分の解体についてなど)
近隣トラブルを防ぐには、業者の丁寧さが鍵となります。
追加工事が発生したり、隣人とのトラブルに発展することもありますから、現場の測量や境界付近については、必ず解体前に当事者間で確認・協議を。
近隣の状況などで、気になる点は必ず伝えてください。
このとききちんと聞く耳を持って対処してくれるかどうかで、信頼できる業者かどうか見極めることができるはずです。
建て替えの場合、施主であるあなたの今までの近所付き合いも重要になります。普段からご近所付き合いが円滑になるよう気をつけることも大切だと思います。
(近隣挨拶、近隣調査、ゴミの始末、基礎の見えない部分の解体についてなど)
近隣トラブルを防ぐには、業者の丁寧さが鍵となります。
追加工事が発生したり、隣人とのトラブルに発展することもありますから、現場の測量や境界付近については、必ず解体前に当事者間で確認・協議を。
近隣の状況などで、気になる点は必ず伝えてください。
このとききちんと聞く耳を持って対処してくれるかどうかで、信頼できる業者かどうか見極めることができるはずです。
建て替えの場合、施主であるあなたの今までの近所付き合いも重要になります。普段からご近所付き合いが円滑になるよう気をつけることも大切だと思います。
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