1304 廊下が無い“田の字プラン”はいかが？

各部屋を廊下でつなぐプランが一般的ですが、これは間取りの可変性が乏しく、将来家族構成の変化に対応しにくいものです。家を売却する場合でも、次のオーナーはそのまま使えない場合、大掛かりなリフォームをしなければなりません。

そこで見直したいのが、昔ながらの日本の民家に見られる“田の字プラン”。

家の中央に大黒柱を置き、４つの部屋を襖や障子で仕切り、建具によって開けたり閉じたりする形式です。かつて家族のさまざまなイベントや家族構成に応じて、田の字の中で変化に対応してきました。

現代では、子育てが終わって夫婦2人の住まいになったり、また子どもと暮らす二世帯住宅にすることもあるでしょう。気の合う仲間と暮らすシェアハウスにするかもしれません。

そんな時、外周壁で耐震性を確保し、内部の壁は全部撤去しても問題ない“田の字プラン”は、耐震構造を気にすることなくリフォームできてとても便利。一考の価値ありです。

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