子どもは成長するにつれ自分の世界を作っていくものです。
しかし、自分の部屋に引きこもる時間があまりにも増え、親と話すきっかけすら作れなくなってしまってはさみしいですね。
そんな状況を避けるために住まいの中でできる工夫があるとすれば、家族が顔を合わせる機会を増やすプランニングではないでしょうか。
例えば階段をリビングに設置すれば、外から帰って来て必ずリビングを通って自分の部屋に行くので、顔を合わせやすい状況が生まれます。
また、近年1階2階の両方にトイレや洗面を設けることが多くなりましたが、あえて1階だけにするという考え方もあります。
多少不便はありますが、必ず1階に下りて来るので声をかけやすくなります。
子ども部屋の収納を簡易的なものにして個室の外に収納スペースを確保すると、子どもが物の出し入れする時に部屋から出てくるので声をかけやすくなり、これも良い方法です。