(355)新築時の外構工事の時に。同業者はホンモノを知っています

数年前のできごとです。

新築した県外の知人が外構業者を探していたのですが、気に入った業者が見つからず、困り果てていました。
新居の引き渡し後、すぐに外構工事に入ってもらい、全ての工事が終わってから入居しようと思っていたのです。

そんな時、知人は施工中の大工さんに、
「あなたなら、どの業者に自宅の外構工事を依頼したいですか？」と尋ねました。

同業者なら、一般の人が知らない情報を知っているかもしれないとひらめいたとのことです。

すると、その大工さんは、

「代表者とスタッフ１人の小さな会社を知っていますが、そこは発想力も技術力も素晴らしいですよ。ただ、いつも予約待ちの人がいるそうなので、こちらから期日を指定するのは難しいかもしれませんね。

作業中は連絡が取れないかもしれないので、時間をずらしながら電話してみてください。その時、私から聞いたと伝えると、お互いに話しやすいと思います」

と、ある個人名と携帯電話の番号を教えてくれました。

詳しく尋ねてみると、その業者は営業活動を一切していないということでした。

ホームページもありません。事務所もありません。

打ち合わせはお客さんの庭を見ながら行うし、事務員など留守を預かるスタッフはいないので、事務所は必要ないそうです。

そんなスタイルですが、知人やＯＢさんの紹介だけで十分に経営が成り立っているようです。

おそらく、あなたが住む地域にも、こういった業者はいるでしょう。

彼らに出会えるチャンスがあるとすれば、知人の紹介を待つか、施工中の現場をあちこちチェックしてみるか・・・。
あとは、そんな業者を専門に紹介しているところを訪ねるしかないかと思います。

大変ですが、一般的な探し方で満足できる業者が見つからなかった時は、そんな方法も試してみると良いかもしれません。